2015/08/31

八月の終わり

 一昨日昨日と高円寺は阿波踊りで人がいっぱい。午前中から太鼓と笛の音が響いて、早起き。土曜日、神保町に行くが、帰りは高円寺駅から出られないとおもい、中野で下りて、歩いて帰る。

 西荻ブックマーク、夏葉社の島田さんとのトーク無事(?)終了。島田さん、話がおもしろくて助かる。一冊一冊、自分の作りたい本を作ってきて、でもそれだと会社としてはたいへんで、これからどうしたらいいのか……という人生相談みたいな話から、スポーツの話(島田さんはサッカー、わたしは野球好き)になる。話はバラバラだったような気がする。

 自分のやりたいこと、好きなことをやるためには、そうでないことも多少はやらないといけない、というか、やらないと食べていけないところがあって、そのバランスをどうするかというのは、わたしにとっても悩みの種だ。いまだにどうしたらいいのかわからない。

 この先、食べていけるかどうかという不安は、出版にかぎった話ではない。小さな出版社も零細フリーランスも、人と同じことをやっていてはダメだ、というところは共通している。どう同じことをしないか、ズレていくかというのは、むずかしい問題で、ズレすぎてしまうと誰にも伝わらなくなる。
 新しいものではなく、古いものでも、その時代時代に合った古さがある。

 対談のあと、いろいろ考えたいことが増えた。

2015/08/30

いつも通り

 涼しくなってきて、二日連続で十時間くらい寝る。本読んで仕事して酒飲んで、同じことをくりかえしの日々をぼやいていたこともあるが、いつも通りの生活を送れるのはわるくない。

 疲れがたまってくると、いつも通りのことができなくなる。何もできず、だらだらと寝てばかり。病人みたいな日々をすごしていると、自分が当たり前におもっていたマンネリ生活すら、けっこう体力がいることに気づく。

 好きな珈琲や酒だって、健康でないとまずい。本を読んでいても、目が疲れてくる。ラジオのプロ野球中継を聴いているだけで、心を消耗してしまうのは、ペナントレースも終盤になって、一戦一戦の重みが増したからだろう。ひいきの球団が、勝とうが負けようが自分の人生には何の関係ない——とおもうこともあるが、ファンの心理はそれほど単純ではない。

 いつも通りの力を出す。それがスポーツの世界では、すごくむずかしいことだ。それができることが、長く一軍で活躍できる条件といってもいい。

 もうすこし気力が回復したら、この続きを書きたい。

2015/08/17

西荻ブックマーク

第87回 西荻ブックマーク「古本と詩と出版と 荻原魚雷・島田潤一郎トークイベント」

【日時】2015年8月30日(日)
開場16:30/開演17:00
【料金】 1,500円 要予約
【会場】 ビリヤード山崎
東京都杉並区西荻北3丁目19−6
http://yamazakibilliard.nighttalker.net/

【出演】荻原魚雷・島田潤一郎

[イベント概要]
この6月に新刊『書生の処世』(本の雑誌社)を刊行した荻原魚雷さん。
アメリカンコラムに私小説、ノンフィクションからマンガまで、さまざまな本が登場する同書には、
楽しく暮らすヒントをもとめて読書する日々が綴られています。
今回のブックマークは、この4年ぶりの著書刊行を記念して、魚雷さんに登場していただきます。
お相手は、夏葉社・島田潤一郎さん。同時期に夏葉社で復刊された詩集『小さなユリと』(黒田三郎)には、
魚雷さんの見事な解説も収録されています。
意外にも、公の場でのトークは初となるおふたり。
2015年の出版と本の世界をめぐって、リラックスしつつも充実したお話が聞けそうです。ぜひおいでください!

西荻ブックマークHP
http://nishiogi-bookmark.org/

2015/08/10

原民喜

 ひさしぶりに午前中に目がさめる。仕事の原稿が行き詰まっている。
 高校野球を観て、西部古書会館に行く。文庫、文学展のパンフ、随筆集など。

 仕事のあいま、原民喜著『幼年画』(サウダージ・ブックス)を読む。解説は蟲文庫さん。一九三五年から一九四一年にかけて書かれた初期の短篇、一九四八年の「朝の礫」などが収録されている。

 戦後何年、原爆といった先入観なしに読む。好奇心旺盛な少年の目で日常生活が綴られている。本人自身、ずっと子どもみたいな人だったそうだ。
 文章は軽やかで一九三〇年代に書かれたとはおもえない。

 年譜を見ると、原民喜は二十歳でスティルナーや辻潤を読み、ダダイズムに興味を持ち、その後、左翼運動に傾倒する。「昼寝て夜起きるという生活の中で読書や創作に専念」していた。家は裕福だったが、たぶん生活能力はあまりなかった。

 先月、岩波文庫から『原民喜全詩集』も刊行された。
 詩も素晴らしい。

2015/08/05

猛暑日

 昨日、五日連続の猛暑日。観測史上初の記録とのこと。たぶん今日も。いつまで続くのだろう。

 毎日、熱中症のニュースが流れている。熱中症の予防のために水分補給を呼びかけている。しかし水分を取り過ぎると、からだがだるくなる。その適量の見極めがむずかしい。
 
 冬のあいだは、ひたすら体調を崩さないことを優先する生活を送っている。夏もそうしたほうがいいのかもしれない。もうすこし体力がほしい。

 体力温存と気力回復のために横になっているうちに眠くなる。朝寝(わたしのいつもの睡眠)、昼寝、夕寝と一日三回くらい寝てしまう。

 さすがにこれだけ暑いと食欲も減退する。蕎麦、素麺など、さっぱりしたものばかり食べてしまう。

 夕方、買い物。ひさしぶりに牛肉を買う。

 昔は辛いものが苦手だった。年々、すこしずつ克服し、汁ものを作り、とうがらし入りの酢を入れる。
 しょうがやにんにくもよく使う。困ったら、しょうが。疲れたら、にんにく。はじめのうちは「からだのために」とおもっていたのだが、食べて続けているうちに、好きになった。

 塩こしょうとオリーブオイルとにんにくという組み合わせはかなり好きな味だ。この味付けで、牛肉、ほうれんそう、しめじなどを炒める。麺を足せば、そのままスパゲティになる。