文壇高円寺

2009/08/31

そよかぜ

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 仕事が一段落。  天野忠の『そよかぜの中』(編集工房ノア、一九八〇年刊)を読み返した。  この本は気持と生活を立て直したいときに読みたくなる。 《「余韻の中」につづく私の二番目の随筆集である。(中略)余韻といい、そよがぜといい、自分という頼りなげな存在の何かが、その中に浮いてい...
2009/08/27

あさかわ

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 荻窪に住んでいたころの黒田三郎が、酔っぱらって中央線の終電に乗っていた。電車がホームに止まった。阿佐ケ谷というアナウンスが聞こえる。ふとみるとそこは浅川駅だった。「あさがや」と「あさかわ」の音が似ていて、まちがえたという話である。  最近までわたしは浅川駅がどこにあるのか知らな...
2009/08/23

ギターと歌う

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 古本酒場コクテイルで行われた前野健太「ギターと歌う vol.9」に行った。予想はしていたけど、中に入れない。ものすごい熱気だ。ビールケースを出してもらって店の外(十人以上いたかも)で、飲みながら聞く。  いつも以上に声がよく通る。軽やかなのに、まったく誤魔化しがなくて、自分の中...
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荻原魚雷
おぎはら・ぎょらい。1969年三重県鈴鹿市生まれ。1989年秋から高円寺在住。著書『借家と古本』(スムース文庫、コクテイル文庫、品切)、『古本暮らし』『閑な読書人』(晶文社)、『活字と自活』『書生の処世』『日常学事始』『古書古書話』(本の雑誌社)、『本と怠け者』(ちくま文庫)、『中年の本棚』(紀伊國屋書店)、最新刊は荻原魚雷+パノラマ地図研究会『東海道パノラマ遊歩』(ビジュアルだいわ文庫)/編著『吉行淳之介ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)、梅崎春生『怠惰の美徳』、尾崎一雄『新編 閑な老人』、富士正晴『新編 不参加ぐらし』(中公文庫)、『新居格随筆集 散歩者の言葉』(虹霓社)/『フライの雑誌』、WEB本の雑誌、毎日新聞などで連載。『sumus』同人。メールアドレスはgyoraiogihara@gmail.com(@は半角に変換)
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