文壇高円寺

2025/06/15

帰郷 その二

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 いかに余力を残しながら移動するか。せっかく遠くに来たのだから、いろいろなところに行きたいという欲を抑える。食べすぎず、飲みすぎず、歩きすぎず……。旅先だと普段より動きたくなる。旅が帰ってきて、翌日、すぐ仕事にとりかかれるのが理想だが、そうはならないのが現実だ。  出発前、右のふ...
2025/06/11

帰郷 その一

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 六月六日(金)から愛知と三重と岐阜に行ってきた。  今回の旅(帰省も兼ねているが)は睡眠を優先し、起きた時間でその日の予定を変えることにした。旅行中も一日七時間くらい寝たい。そうしないと体がもたない。疲れが抜けない。  早起きしたら小田急で小田原駅まで行き、途中下車しながら名古...
2025/06/05

無限小の一粒子

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 日曜午後、西部古書会館。『東洋文庫名品展 千代田区江戸開府400年記念事業』(日本経済新聞社、二〇〇三年)、『草野心平展』(吉井画廊、一九八五年)、辰野隆編『續酒談義』(日本交通公社出版部、一九五〇年)、森永英三郎著『山崎今朝弥』(紀伊國屋新書、一九七二年)など。『東洋文庫名品...
2025/06/01

十号

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 土曜小雨、ちょっと寒かった。すこし前に気象病についてインターネットで検索したら、低気圧の頭痛にコーヒー(カフェイン)が効くという話が出ていた。健康に関する情報は個人差があるので該当しないことも多いのだが、雨の日、わたしはいつもより濃いめのコーヒーが飲みたくなる。たぶん頭がぼーっ...
2025/05/26

梅里

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 土曜夕方、西部古書会館。『イメージの冒険1 地図 不思議な夢の旅』(河出書房新社、一九七八年)、『鳩よ!』特集「山本周五郎」(一九九二年九月号)、『もう一度読みたい あの記事あのエッセイ 「文藝春秋」昭和・平成傑作選』(文藝春秋、二〇〇七年、非売品)、『田島征三 '80...
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荻原魚雷
おぎはら・ぎょらい。1969年三重県鈴鹿市生まれ。1989年秋から高円寺在住。著書『借家と古本』(スムース文庫、コクテイル文庫、品切)、『古本暮らし』『閑な読書人』(晶文社)、『活字と自活』『書生の処世』『日常学事始』『古書古書話』(本の雑誌社)、『本と怠け者』(ちくま文庫)、『中年の本棚』(紀伊國屋書店)、最新刊は荻原魚雷+パノラマ地図研究会『東海道パノラマ遊歩』(ビジュアルだいわ文庫)/編著『吉行淳之介ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)、梅崎春生『怠惰の美徳』、尾崎一雄『新編 閑な老人』、富士正晴『新編 不参加ぐらし』(中公文庫)、『新居格随筆集 散歩者の言葉』(虹霓社)/『フライの雑誌』、WEB本の雑誌などで連載。『sumus』同人。メールアドレスはgyoraiogihara@gmail.com(@は半角に変換)
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