文壇高円寺

2016/06/25

三重と京都

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 日曜日、三重に帰郷する。鈴鹿に滞在中、二日で三回、港屋珈琲に行く。  朝七時すぎに起き、午前八時にモーニング(コーヒー+トースト+ゆでたまごのセットが三百九十円)。家の近所を散歩し、市役所や銀行などをまわったのだが、まだ午前中だ。一日が長い。  ひさしぶり——三十年ぶりくら...
2016/06/19

ライクロフトの暮らし

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 ギッシングの『ヘンリー・ライクロフトの私記』が刊行されたのは一九〇三年。この小説は、ライクロフトが残した私記を季節ごとに分け、それをギッシングが編集したという体裁をとっている。  いわば、架空の人物の架空のエッセイもしくは日記である。  百年以上前に書かれた『ヘンリー・ラ...
2016/06/14

金は時なり

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 ギッシングの『ヘンリー・ライクロフトの私記』の中に「時は金なり」の格言を「金は時なり」と言い換える文章がある。冬の章——けっこう最後のほうだ。  岩波文庫の平井正穂訳では次のように綴られている。 《金こそが時間なのだと思う。金があれば、私は時間を好きなように買うこともで...
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自己紹介

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荻原魚雷
おぎはら・ぎょらい。1969年三重県鈴鹿市生まれ。1989年秋から高円寺在住。著書『借家と古本』(スムース文庫、コクテイル文庫、品切)、『古本暮らし』『閑な読書人』(晶文社)、『活字と自活』『書生の処世』『日常学事始』『古書古書話』(本の雑誌社)、『本と怠け者』(ちくま文庫)、『中年の本棚』(紀伊國屋書店)、最新刊は荻原魚雷+パノラマ地図研究会『東海道パノラマ遊歩』(ビジュアルだいわ文庫)/編著『吉行淳之介ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)、梅崎春生『怠惰の美徳』、尾崎一雄『新編 閑な老人』、富士正晴『新編 不参加ぐらし』(中公文庫)、『新居格随筆集 散歩者の言葉』(虹霓社)/『フライの雑誌』、WEB本の雑誌、毎日新聞などで連載。『sumus』同人。メールアドレスはgyoraiogihara@gmail.com(@は半角に変換)
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