文壇高円寺

2016/07/29

コンビニ人間

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 先日、芥川賞を受賞した村田沙耶香著『コンビニ人間』(文藝春秋)を読んだ。  コンビニでアルバイトをしている三十六歳独身の主人公は対人関係や社会性に問題を抱えた人物である。  主人公の独特な思考や行動にたいする周囲の困惑を描くという構図はメルヴィルの『書記バートルビー』と似...
2016/07/22

又吉さんとピンポンさん

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 石神井公園の自然派ワイン食堂クラクラで開催された「又吉直樹、世田谷ピンポンズ トーク・音楽ライブ『夜を乗り越える。僕は持て余した大きなそれを、』を見に行く。  又吉さん、世田谷ピンポンズさんの詞を丹念に読み込んでいて、音楽愛あふれる解説をしていた。小説を読むこと、時間がある...
2016/07/21

四十九日

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 連休中(七月十七日~十九日)、三重に帰省した。父の四十九日。今月発売の『小説すばる』にも父の思い出をすこし書いた。  父はおとなしい人だった。わたしは父に怒られた記憶がない。父の死は悲しくなかった。自分は父の子でよかったとおもっただけだ。身内だけの家族葬をすませ、帰京して、...
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荻原魚雷
おぎはら・ぎょらい。1969年三重県鈴鹿市生まれ。1989年秋から高円寺在住。著書『借家と古本』(スムース文庫、コクテイル文庫、品切)、『古本暮らし』『閑な読書人』(晶文社)、『活字と自活』『書生の処世』『日常学事始』『古書古書話』(本の雑誌社)、『本と怠け者』(ちくま文庫)、『中年の本棚』(紀伊國屋書店)、最新刊は荻原魚雷+パノラマ地図研究会『東海道パノラマ遊歩』(ビジュアルだいわ文庫)/編著『吉行淳之介ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)、梅崎春生『怠惰の美徳』、尾崎一雄『新編 閑な老人』、富士正晴『新編 不参加ぐらし』(中公文庫)、『新居格随筆集 散歩者の言葉』(虹霓社)/『フライの雑誌』、WEB本の雑誌、毎日新聞などで連載。『sumus』同人。メールアドレスはgyoraiogihara@gmail.com(@は半角に変換)
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