2009/07/06

入り口

 古書往来座外市、終了。
 行くたびにおもうことだけど、往来座(店内)の棚はおもしろい。
 たとえば、文学が好きな人にとって、「入り口」になるような本(いわゆる代表作)とマニア向けの本のバランスがほんとうにいい。

 この「入り口」をちゃんとおさえていくのは、すごく大事なことなのではないか。ここ数年、わめぞのイベントに参加するようになって以来、そのことを意識するようになった。
 ライター業にしても、同じことをくりかえしていてはいきづまる。仕事の幅をひろげたり、せばめたり、すこしずつ変化を試みているのだが、ついつい楽なほうに流れてしまいがちになる。

 わめぞ民、若手が増え、活躍している。いつの間にか、u-sen君、本の縛り方がうまくなっている。実は、仕事ができる男なのかもしれない。

 ゲストのBOOKONNの中嶋大介くんは、本業はデザイナーだけど、インターネットの古本屋、大阪で「三人の本棚」、あと京都のガケ書房でも古本を販売している。
 まもなくメルマガ「早稲田古本村通信」の連載もはじまるそうです。

 打ち上げの途中、睡魔におそわれ、午後十時前に帰る。七夕の短冊に「体力がほしい」と書けばよかった。

(追記)
 往来座の瀬戸さんに話した雑司ケ谷が出てくる尾崎一雄の小説は「霖雨」でした(『小鳥の聲』三笠書房、『懶い春・霖雨』旺文社文庫にも収録されています)。

2009/07/05

外市初日

 午前九時、十時くらいに寝て、起きると午後三時、四時という生活が続いている。

 予定がまったく組めない。
 疲れもとれない。
 困っている。

 外市初日、池袋往来座に着いたのは午後七時であった。
 後片づけをちょっと手伝って午後八時から打ち上げ。

 起きてから四時間しかたっていない。

 前日も十時間くらい飲んだ。
 からだがだるい。
 こんな生活をしていてはいかんとおもう。

 朝から外市の補充用の本の値付をする。

 京都では今日、山本善行さんの店(古書善行堂)がプレ・オープンする。
 ほんとうにいい本が並んでいるんだろうなあとおもう。
 最近、山本さんの『古本泣き笑い日記』(青弓社)を読みかえした。読み出したら、止まらなくなった。あとがきにじーんときてしまった。

 いつか下鴨古本まつりに(岡崎武志さんと)特別出店したいというようなことも書いていた。
 もし山本さんが下鴨で売る側になったら、両手いっぱいにその日の収穫をかかえて見せびらかしたい。

 あと藤子不二雄の『オバQ』が全集で復活するみたいですね。古本漫画界に激震か?

2009/07/01

今週末は外市

 どうにか六月の仕事をのりきることができた。まだ大丈夫、まだ大丈夫とおもっているうちに、どんどん時間がなくなって、満遍なくすべてのしめきりを遅らせてしまうことに……。

 精神疲労の回復ため、部屋をまっくらにして、ひたすらCDを聴く。スピーカーのコードをつなぎなおしたら、ちょっとだけ音がよくなった気がする。

 夕方、気分転換のため、神保町に行く。三崎市場でかすうどんを食い、神田伯剌西爾でコーヒーを飲んで、田村書店の均一を見に行くと、赤丸羊三クンがいた。
 とりあえず、気がつくまで横に立ってずっと凝視していたら、めちゃくちゃおどろかれた。

 高円寺のアニマル洋子で村上春樹、川本三郎著『映画をめぐる冒険』(講談社、一九八五年刊)を買う。
 次号の『小説すばる』の連載の資料。

 まもなく出る『別冊本の雑誌 SF本の雑誌』は、かなり読みごたえありそうですよ。

 夜、外市の集荷。立石書店の岡島さんと羊三クンが来る。
 天気がちょっと心配だけど、今回は補充も力をいれるつもりです。

 ◎2009年7月4日(土)〜5日(日)
 第15回 古書往来座外市〜軒下の古本雑貨縁日〜
 ゲスト BOOK ONN
 4日⇒11:00ごろ〜19:00(往来座も同様)
 5日⇒12:00〜18:00(往来座も同様)

 詳細はhttp://d.hatena.ne.jp/wamezo/

 最近、リンクの貼り方をおぼえました。

 日本屈指のパブロックバンド(誰が何といおうとそうおもう)、ペリカンオーバードライブが、「サマソニ」に応募していた。最近までメンバーのマサルさん(ベース)も知らなかったらしい。
 もしよかったら、投票おねがいします。
 http://emeets.jp/pc/artist/1664.html