2026/06/26

人と作品

 雨続き。湿度が高い。眠りが浅い。万葉集を読む日々。毎日、山上憶良のことを考えている。先週、電車で荻窪に行った。総武線のホームの端(阿佐ケ谷駅寄り)から富士山が見えた。古書ワルツで『唯一者』(『唯一者』発行所)の創刊号(一九九七年)など、雑誌を何冊か買う。

 morc阿佐ヶ谷で上映していた『怪獣と老人』は連日盛況だった。二十四日(水)の上映後のトークショーもどうにか無事終了(劇団ひとりさんが登壇し、盛り上がる)。
 阿佐ケ谷の古書コンコ堂に寄ってから会場に行く。漫画三冊。待ち合わせをしていたわけではないが、コンコ堂で古書ワルツの野村泰弘さんと会う。

『怪獣と老人』を観るのは二度目。あらためて村瀬継蔵さんの生き方に感銘を受けた。八十代の村瀬さんは体の調子がよいとはいえない状態にもかかわらず、朗らかで楽しそうにしている。そういう姿を見て「自分も何か作ろう」という気持になった。

 特撮はお金も手間もかかる。CGの普及により、怪獣造形師の仕事も減りつつある中、特撮の技術を磨き続け、次世代に継承しようとする。

 村瀬さんが怪獣の造形で発泡スチロールみたいなものをさくさく切っているときの手つきが神々しかった。

 村瀬さんが関わった作品だと『クレクレタコラ』が好きだった。主題歌も覚えている。

 この日、ひさしぶりに暖流で飲む。おにぎりがうまかった。