2026/06/02

都会

 不規則睡眠期に入る。朝寝昼起の生活が昼寝夜起、夜寝朝起とズレていく。そういう時期、夢をよく見る。
 鈴鹿の郷里の家から近鉄の急行で名古屋に向かう。名古屋駅を抜けて、地下街のエスカに入る。一九八八年、予備校時代の通学ルートである。ひさしぶりにそのころの夢を見た。

 夢の中で漫画喫茶に行く。名古屋ではじめて漫画喫茶を知った。上京後も漫画喫茶によく行った。

 通学や通勤で電車に乗る。今のわたしはそういう生活を送っていない。そのかわり散歩する。高円寺図書館には週二、三日くらい通っているかもしれない。図書館の階段を上がった三階のところでスカイツリーを観測している。
 今、万葉集関係の本を数冊借りている。

 散歩といえば、すこし前、セシオン杉並に行って「ぱーくまっぷ 杉並区公園マップ」を入手した。住宅街の小さな公園も載っている。
 公園の名前、樹木草花の名前……。長年、気にせず生きてきた。

 夜の七時前、桃園川緑道、馬橋稲荷神社、阿佐谷東公園を通り、西に向うと、阿佐ヶ谷パールセンターに出る。阿佐谷東公園は何度も通っているが、いつも方向感覚がおかしくなる。
 八重洲ブックセンター阿佐ヶ谷店、世田谷ピンポンズさんの『都会なんて夢ばかり』『感傷は僕の背骨』(本の雑誌社)が平積になっていた。『都会なんて』の「いつものお店で待ち合わせ」にわたしも登場する。よく行く飲み屋も出てくる。家に帰って、三軒茶屋の話を読み返す。
 夜八時、阿佐ケ谷からの帰り道、けやき公園の屋上部に行く。
 スカイツリーが見える。階段付近から新宿方面を眺める。ドコモタワーと歌舞伎町タワーがよく見える。
 渋谷方面の光るビルは、渋谷スクランブルスクエア。ずっと名前がわからなかった。

 一日一回、遠くが見える場所、空が広く見える場所に行くと、いい気分転換になる。