2013/10/18

京都で

 京都に行ってきた。昨年の夏の下鴨以来だ。三重にも帰っていない。親の住んでいる家がリフォーム中で、しばらく帰ってくるなといわれていたのである。

 今回の京都行きは、オクノ修さんのライブを見るのが目的だった。直前まで行くかどうか迷っていた。台風が接近していたのと水曜日に午後からの仕事が入り、一泊しかできないのはもったいとおもったからだ。
 迷ったときは行く。なかなか実行できない。でも行って正解。

 夕方、京都駅に着く。新幹線の中で内堀弘著『古本の時間』(晶文社)を再読していた。至福の読書の時間だった。
 京阪で三条に出て、ブックオフに寄って、六曜社でコーヒーを飲んで、会場の徳正寺に歩いて行く。

 オクノ修さんのライブと牧野伊三夫さんのトークショー。
 牧野さんは、ガケ書房、メリーゴーランド京都、nowakiの三ヶ所同時に個展を開催中である。

 オクノさんの歌は言葉の数がすくない。楽器もギター一本。とても静か。ギターの音がいい。なんでこんなにいいのだろう。シンプルだからこそ、到達することがむずかしい。そんな音楽だ。

 歌を聴きながら、自分は余計なことを考えすぎているのではないかと反省してしまう。たぶん治らない。

 打ち上げも楽しかった。時間が経つのが早い。

 翌日、扉野家で朝食。おかゆがすごくうまい。
 三条のnowakiの牧野伊三夫展を見る。この会場は東北の絵が中心だった。絵ハガキを買う。

 昼の十二時の新幹線の乗る。
 仕事。単純なデータの打ち間違いのミスが発覚する。記憶力と集中力が落ちている。

 すこし情報統制したい。