睡眠変則期になって早朝散歩。空の青さ、ひつじ雲が秋っぽい。
今年もあと三ヶ月。週末、朝から衣替えの洗濯をする。掛け布団カバーも洗う。
プロ野球……今年の東京ヤクルト・スワローズ、五月あたりまではよかった。監督が変わっても、チームは簡単に強くならない。選手層をどう厚くするか。ドラフトもそうだが、地道な育成や補強が必要である。日本の政治も……いや、この話はややこしくなりそうなのでやめる。
十月二日(金)、午前中に西部古書会館。館内に入ってすぐの棚に『近鉄で行く歴史街道』(近畿日本ツーリスト、一九九九年)があった。他にも私鉄沿線シリーズ『近鉄沿線ぶらり散歩』の「奈良線・京都線編」「大阪・橿原線編」「南大阪線・吉野線編」「名古屋線・山田・鳥羽・志摩線編」(ナンバー出版、一九七五年〜一九八〇年)などの「近鉄本」が買えた。私鉄沿線シリーズは「名古屋線・山田・鳥羽・志摩線編」だけ買うつもりだったが、残りもほしくなった。題に「ぶらり散歩」とある本はいつから出ているのか。ちなみに日本テレビ系列の「ぶらり途中下車の旅」の放送開始は一九九二年十月三日。三十四年前。
街道本の収集をはじめて十年になる。『近鉄で行く歴史街道』(近畿日本ツーリスト)を入手するのに十年かかった(手にとるまでこの本の存在を知らなかった)。わたしは近鉄鈴鹿線沿線の町に生まれ育った。伊勢若松駅から鈴鹿市駅に向かう車窓から見る鈴鹿山脈がいい。市内にはJR関西本線や伊勢鉄道の駅もある。街道の研究を通して、鈴鹿市や隣の亀山市が古代から交通の要所と知った。
この日『サライ』の特集「井伏鱒二と日本の自然」(一九九一年十一月二十一日号)、特集「起業家 福沢諭吉」(一九九二年一月十六日号)なども買った。
井伏鱒二特集——冒頭のインタビューで「今は釣りも将棋もやらないから酒の量は増えたなあ」と語っている。当時、九十三歳。
《甲州はいい。あそこは飽きないです、何度行っても》
《日本酒は美味すぎるから、最近はウィスキーにした》
《ぼくは、加工した作品を小説ということにしているんだ。しかし随筆は本当のことを書くんです。初めからそう決めているんだ、嘘を書いたら小説ってね》
たぶんインタビュー中も酒を飲んでいる。
福沢諭吉特集の号は、杉浦明平のインタビュー(五ページ分)が目当て。杉浦明平は七十八歳。愛知県の渥美半島で農業(自宅の近くに百八十坪の畑がある)をしながら小説、評論、ルポルタージュなどを執筆していた。
杉浦明平のインタビューのページのすこし前に「小学館より92年6月新雑誌創刊。」「賞金100万円誌名募集!」の広告あり。
わたしは何度か新雑誌で仕事した(創刊準備のころ、小学館に出入りしていた)。雑誌名は『DENiM(デニム)』だった。