2012/06/19

水道橋

……台風接近、だるい。午前中、業務スーパーとOKストアに食材を買いに行く。

 昨日夕方、打ち合わせで水道橋。西口の三崎町方面に行く。学生時代、このあたりの出版関係の事務所でアルバイトをしていた。近くには少年画報社やベースボールマガジン社もある。見覚えのある喫茶店やラーメン屋が残っていた。

 打ち合わせを終え、神田の古書会館で新宿展が開催中だったことをおもいだし、神保町まで歩く。

 今年に入って、野球に関する本を軸に収集している。新宿展では某書店がたくさん出品していて、買い漁ってしまう。

 二十代半ばごろも、一年くらい将棋と野球の本ばかり買っていた時期がある。一年で二〜三百冊くらい。ちょうど羽生善治さんが七冠王を達成するかしないかのころ、プロ野球はヤクルトとオリックスが日本シリーズを戦った年だ。
 わたしの野球熱は、一九九五年のペナントレースがピークだったとおもう。朝から晩までスワローズのことを考えていた。

 当時、ルーキーだった宮本選手や稲葉選手が、今年二〇〇〇本安打を達成した。

 その間、いったい自分は何をしていたんだのだろう。
 でも今は、二十代のころのわけもわからずに熱中する感覚を取り戻したい——それさえあれば、いや、それだけではラチがあかないこともいやというほど学んだわけだが、何かにのめりこむ感覚が弱まってしまうのはまずい気がしている。