土曜日、午前十時、「小さな古本博覧会」に行く。「ものすごく顔色悪いですね」とコクテイルの狩野さんにいわれる。うむ、二日酔いだ。昨日はコクテイルでずっと飲んでいた。三時間睡眠だ。さすがにからだがだるい。しかし本を見たら元気になる。
もともと安い西部古書会館でも、書肆楠の木、はらぶち商店の棚は価格破壊……。
どの棚も、ふだんの古書展よりもその店その店のカラーが出ている気がする。
音羽館、にわとり文庫、風船舎と見ているうちに、重くて持てないくらい本を買ってしまう。二十冊は買ったかも。それでも七千円ちょっと。
ヘンリー・ミラー著『わが青春のともだち』(田村隆一、北村太郎訳、徳間書店、一九七六年刊十二月刊)はうれしい収穫。この本が出るひと月前に、北村太郎は二十五年つとめた新聞社を退社している。田村隆一と北村太郎は、すでにねじめ正一の『荒地の恋』(文藝春秋)にあるような微妙な関係にあった。そんなふたりが『わが青春のともだち』を共訳していたわけだ。
訳者のあとがきは、田村隆一が書いている。
《共訳者の浅草育ちの北村太郎は、東京府立第三商業学校(昭和十年〜十五年)のクラスメートであり、彼の小悪魔的な誘惑によって、ぼくは詩の世界に生きることになった。(中略)多忙な彼がこの翻訳に全精力をかたむけてくれたことに、ぼくは心から感謝する》
古本博覧会のあとアルバイト。眠い。夕方、丸善の丸の内店に行く。『ボマルツォのどんぐり』は二階のエスカレーター上がってすぐの文芸書の平台の角に平積になっていた。ポップもあった。読書論コーナーでは「sumus」メンバーの単行本が面だしで並んでいる。ありがたいことです。
さて、古本博覧会二日目。なんとか昼起きて、岡崎武志さんの古本DJを見る。
岡崎さんが古書会館で選んだ本をプレゼントするという企画。最初に紹介された本が筑摩書房の世界文学全集の『月報合本』。
「ほしい人」
手をあげる。わたしだけ?
呼ばれて、壇上に行くと、マイクを渡される。
「西部古書会館の近所に住んでます。岡崎さんともよくここで会います」
あいかわらずのしどろもどろ。
イベント後、ガレージにて半額セールがはじまる。また、たくさん本を買ってしまう。
そのあと会場にいた知り合いと古書会館そばの喫茶店ナジャでコーヒーを飲む。
いったん家に帰り、夕方、散歩の途中、西部古書会館の前を通ると、二日目とはおもえない人だかりができている。
ガレージに半額本が大量に補充されたようだ。ああ、近所に住んでいてよかった。
第二回は秋ごろ開催したいとのこと。
(追記)
五月十五日(木)から六月十一日(水)まで「吉祥寺ごちゃまぜ古本マーケット」(武蔵野市吉祥寺本町2−8−8・特設会場)という古本イベントがあります。場所は東急百貨店そばです。
午前十一時半から午後八時まで。
2008/05/09
おぼえがき
ひとつの仕事でつまづくと、そのあとの仕事にまで影響が出てしまう。
スケジュールどおり予定は消化できないということを前提に計画を立てなければいけないと反省する。もちろん、今はそんな反省をしている場合ではない。一刻も早く原稿を書かなくてはいけない。とはいえ、焦ると仕事がはかどらない。そこでガスコンロの掃除をする。シャツにアイロンをかける。時間に比例して結果の出る雑務は、精神衛生によい。
調子がよくないときに、書こうとすると、時間をかけた分だけ、文章の量が減ってしまうことがある。
この何日か、ある原稿の文章が一行も増えなくて困っている。
一、疲れたら休む。
二、予定の枚数をこえるまで文章を削らない。
三、全体の流れは最後に調整する。書いている途中でそれをはじめると収拾がつかなくなる。
以上、自分のためのおぼえがき。
スケジュールどおり予定は消化できないということを前提に計画を立てなければいけないと反省する。もちろん、今はそんな反省をしている場合ではない。一刻も早く原稿を書かなくてはいけない。とはいえ、焦ると仕事がはかどらない。そこでガスコンロの掃除をする。シャツにアイロンをかける。時間に比例して結果の出る雑務は、精神衛生によい。
調子がよくないときに、書こうとすると、時間をかけた分だけ、文章の量が減ってしまうことがある。
この何日か、ある原稿の文章が一行も増えなくて困っている。
一、疲れたら休む。
二、予定の枚数をこえるまで文章を削らない。
三、全体の流れは最後に調整する。書いている途中でそれをはじめると収拾がつかなくなる。
以上、自分のためのおぼえがき。
2008/05/08
ちいさな古本博覧会
今週末、高円寺北口の西部古書会館で新イベント「ちいさな古本博覧会」が開催されます。わたしは二日間とも行くつもりです。
一九八九年の秋に高円寺に引っ越して以来、西部古書会館の古書展は八割くらいは顔を出しています。西部古書会館は、慣れていない人には、ちょっとはいりにくいかもしれません。古本好きの中でも「濃い客」が多いです。ここにくる客の中では、わたしなんかはまだまだペーペーです。西部古書会館にくるたびに、古本の世界は奥が深いとおもいます。
「なんとなく、敷居が高そう」あるいは「そんな場所知らない」という人は、今回の「ちいさな古本博覧会」で《西部デビュー》してみるのはどうでしょう?
日時 5月10日(土)、11日(日)
午前10時から午後6時
会場 西部古書会館
杉並区高円寺北2ー19−9
JR中央線高円寺駅下車徒歩3分
※高円寺駅北口を出てすぐ右(向いにパチンコ屋)の信号をわたって、まっすぐ北に行き、つきあたりで右折。オリンピック(ディスカウントショップ)のすぐ隣です。
※土日のため、JR中央線の快速は高円寺駅で止まりません。各駅停車のJR総武線に乗ってください。
参加店一覧
Paradis(パラディ)
コクテイル書房
常田書店
アジアンドッグ
オヨヨ書林
そら屋六進堂
はらぶち商店
モダンクラシック
書肆アゴラ
音羽館
風船舎
しましまブックス
書肆楠の木
アバッキオ
古書ワタナベ
盛林堂
玉晴
アニマ書房
とんぼ書林
吉野書店
ぶっくす丈
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中央書籍
にわとり文庫
古書桃李
ハーフノート・ブックス
太陽野郎
古書かんたんむ
聖智文庫
一九八九年の秋に高円寺に引っ越して以来、西部古書会館の古書展は八割くらいは顔を出しています。西部古書会館は、慣れていない人には、ちょっとはいりにくいかもしれません。古本好きの中でも「濃い客」が多いです。ここにくる客の中では、わたしなんかはまだまだペーペーです。西部古書会館にくるたびに、古本の世界は奥が深いとおもいます。
「なんとなく、敷居が高そう」あるいは「そんな場所知らない」という人は、今回の「ちいさな古本博覧会」で《西部デビュー》してみるのはどうでしょう?
日時 5月10日(土)、11日(日)
午前10時から午後6時
会場 西部古書会館
杉並区高円寺北2ー19−9
JR中央線高円寺駅下車徒歩3分
※高円寺駅北口を出てすぐ右(向いにパチンコ屋)の信号をわたって、まっすぐ北に行き、つきあたりで右折。オリンピック(ディスカウントショップ)のすぐ隣です。
※土日のため、JR中央線の快速は高円寺駅で止まりません。各駅停車のJR総武線に乗ってください。
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Paradis(パラディ)
コクテイル書房
常田書店
アジアンドッグ
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そら屋六進堂
はらぶち商店
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書肆アゴラ
音羽館
風船舎
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