同世代ですごいとおもう編集者は、山口県のみずのわ出版の柳原一徳さん(猫社長)とフライの雑誌社の堀内正徳さんだ。今、気づいたのだが、どちらも「徳」の字が入っている。
気さくなのに、過激。文章に熱がある。
わたしは、いつかこのふたりが会ってほしい。
喧嘩するか、仲良くなるか。採算度外視の本を作る感覚が似ているとおもっている。
2017/07/05
知らない町
子どものころ、永六輔作詞、中村八大作曲の「遠くへ行きたい」は、当時、誰が作って、誰が歌っているのかは知らなかったが、何となく好きな曲だった。
大人になって、自分が聴いていたのは、デューク・エイセスのバージョンであることを知った。ジェリー藤尾の「遠くへ行きたい」は違和感があった。
それはさておき、昔のわたしは、遠くに行くことより、知らない町に行きたい——そこで暮らすことが夢だった。知らない町に行けば、知らない自分になれるような気がしたからだ。
一日か二日か、ふらっとひとりで知らない町に行く。心細いが自由な気分になる。
仕事をして、自分の稼いだお金で旅がしたかった。これも子どものころの小さな夢だ。
今は、あんまり仕事をせず、知らない町をふらふら旅したい。
先日、東海道新幹線に乗っていて、窓の外を見たら、浜松駅を通過し、浜名湖くらいまでのあいだに、ものすごい数のソーラー発電があった。ソーラー畑のようだ。いつの間に。
三重に住んでいたころ、浜松には二、三回行っているのだが、いずれも小学生のときだ。移動手段はバスか車だ。
そのせいか、ずっと浜松駅で降りたことがあるとおもいこんでいた。もし降りていたとしたら、青春18きっぷで途中下車しながら、旅をしていたときだろう。駅を出て、うなぎを食べたような気がする。電車に乗っていて「うなぎを食べたい」とおもっただけなのかもしれない。
どっちの記憶が正しいのか。
そのことを確かめるために浜松に行きたいのだが、仕事が終わらない。
大人になって、自分が聴いていたのは、デューク・エイセスのバージョンであることを知った。ジェリー藤尾の「遠くへ行きたい」は違和感があった。
それはさておき、昔のわたしは、遠くに行くことより、知らない町に行きたい——そこで暮らすことが夢だった。知らない町に行けば、知らない自分になれるような気がしたからだ。
一日か二日か、ふらっとひとりで知らない町に行く。心細いが自由な気分になる。
仕事をして、自分の稼いだお金で旅がしたかった。これも子どものころの小さな夢だ。
今は、あんまり仕事をせず、知らない町をふらふら旅したい。
先日、東海道新幹線に乗っていて、窓の外を見たら、浜松駅を通過し、浜名湖くらいまでのあいだに、ものすごい数のソーラー発電があった。ソーラー畑のようだ。いつの間に。
三重に住んでいたころ、浜松には二、三回行っているのだが、いずれも小学生のときだ。移動手段はバスか車だ。
そのせいか、ずっと浜松駅で降りたことがあるとおもいこんでいた。もし降りていたとしたら、青春18きっぷで途中下車しながら、旅をしていたときだろう。駅を出て、うなぎを食べたような気がする。電車に乗っていて「うなぎを食べたい」とおもっただけなのかもしれない。
どっちの記憶が正しいのか。
そのことを確かめるために浜松に行きたいのだが、仕事が終わらない。
2017/07/01
七月
三重に帰省(一泊)。東京駅からの新幹線で偶然世田谷ピンポンズさんと同じ車両になる。
七月発売の単行本『日常学事始』(本の雑誌社)に取りかかっていて、一カ月くらい部屋にこもりがちだった。東京堂書店の岡崎武志さんとのトークショーも七月十九日(水)に決まりました。『人生散歩術』(芸術新聞社)も岡崎さんの手を離れたみたいですね。あとは刊行を待つのみ。
そもそも『日常学事始』の連載は岡崎さんの『貧乏は幸せのはじまり』(ちくま文庫)の巻末対談がきっかけではじまった。この対談でちまちました(貧乏)生活術を酔っぱらって喋ったのが、ほとんどカットされずに掲載され、それを読んだ編集者の宮里潤さんが、WEB連載の話を企画してくれた。
自分の単行本の作業中、南陀楼綾繁さんの『町を歩いて本のなかへ』(原書房)と蟲文庫の田中美穂さんの『星とくらす』(WAVE出版)が届く。
南陀楼さんは『sumus』の同人で、ずっとメルマガの「早稲田古本村通信」で連載していた。第3章の「早稲田で読む」がそうなのだが、読みごたえがある。
BIGBOXの古本市の話もすでに記憶があやふやになっている。ボリューム満点。
七月九日(日)、十日(月)には古書ほうろうで「ナンダロウアヤシゲの7回目のみせばん」という企画もあるそうです。
蟲文庫の田中さんも同じころの「早稲田古本村通信」連載仲間ですね。
小学生のとき、わたしは天文好きで岡山の天文台や木曽の天文台は憧れの場所だった。『星とくらす』には、岡山在住の「カメラマンの藤井くん」も登場。わたしも「藤井くん」に岡山の天文台に連れていってもらった。
……七月中旬くらいまで身動きがとれない。どうにか乗りきりたい。乗りきってガクっとこないように気をつけたい。
七月発売の単行本『日常学事始』(本の雑誌社)に取りかかっていて、一カ月くらい部屋にこもりがちだった。東京堂書店の岡崎武志さんとのトークショーも七月十九日(水)に決まりました。『人生散歩術』(芸術新聞社)も岡崎さんの手を離れたみたいですね。あとは刊行を待つのみ。
そもそも『日常学事始』の連載は岡崎さんの『貧乏は幸せのはじまり』(ちくま文庫)の巻末対談がきっかけではじまった。この対談でちまちました(貧乏)生活術を酔っぱらって喋ったのが、ほとんどカットされずに掲載され、それを読んだ編集者の宮里潤さんが、WEB連載の話を企画してくれた。
自分の単行本の作業中、南陀楼綾繁さんの『町を歩いて本のなかへ』(原書房)と蟲文庫の田中美穂さんの『星とくらす』(WAVE出版)が届く。
南陀楼さんは『sumus』の同人で、ずっとメルマガの「早稲田古本村通信」で連載していた。第3章の「早稲田で読む」がそうなのだが、読みごたえがある。
BIGBOXの古本市の話もすでに記憶があやふやになっている。ボリューム満点。
七月九日(日)、十日(月)には古書ほうろうで「ナンダロウアヤシゲの7回目のみせばん」という企画もあるそうです。
蟲文庫の田中さんも同じころの「早稲田古本村通信」連載仲間ですね。
小学生のとき、わたしは天文好きで岡山の天文台や木曽の天文台は憧れの場所だった。『星とくらす』には、岡山在住の「カメラマンの藤井くん」も登場。わたしも「藤井くん」に岡山の天文台に連れていってもらった。
……七月中旬くらいまで身動きがとれない。どうにか乗りきりたい。乗りきってガクっとこないように気をつけたい。
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