先週末から、家にこもって仕事をしなければいけない状況になったので、カレーを作る。おなかが空いたら、すぐ食って、すぐ仕事だ。カレーを食って、コーヒーを飲んで、ひたすら仕事をする。
日曜日は、十二球団合同トライアウトもあるので、仕事をしながら、その経過を追う。数時間ロス。しかし、気になるものは仕方がない。
何度か終わらないかもしれないという不安がよぎりつつ、どうにかこうにか原稿を書き上げる。
ライターの仕事は、週末と週明けにしめきりが集中する(わたしの場合)。週末のしめきりが間に合わなくて、週明けになることも多い。週末のしめきりが週明けになると、もともと週明けのしめきりにしわ寄せがくる。しわ寄せを防ぐ最善策は、週末のしめきりは週末で片づけることだ。週明けのしめきりを週中にズラすと、休みの日がなくなり、身も心もくたくたになる。
そうすると次の週末のしめきりに支障が出る。だから、次善策は、週末の仕事と週明けの仕事を一気に全部片づけることだ。
今回は次善策を採用し、カレーを食いすぎた。
月曜日、久々に荻窪のささま書店に行く。天野忠『動物園の珍しい動物』(編集工房ノア、一九八九年刊)、山下洋輔『セッション・トーク』(冬樹社、一九七九年刊)などを買う。『セッション・トーク』は対談集だが、景山正夫の写真の頁は紙質がちがう。
カレー以外のものが食いたくなり、荻窪駅前でたこ焼を買う。
『BOOK 5』の最新号「特集 名画座で、楽しむ。名画座を、愉しむ。」を読む。わたしも前号から「スポーツ本」の連載(イラストは松田友泉)をしている。この号では石井一久著『ゆるキャラのすすめ。』(幻冬舎)を紹介した。
2014/11/06
外来魚のレシピ
長野で稲刈りを手伝ったとき、米といっしょに大量に栗をもらった。米を炊くたびに栗ごはんを作っていたら、太った。栄養あるんだな、栗。
九月末に上京した藤井豊さんも一ヶ月滞在し、岡山に帰る。
先週は何日か古本まつりの神保町をぶらぶらした。三十代のころ、生活を切りつめながら買った本がことごとく安くなっている。古山高麗雄の署名本を何冊も見かけた。
生活が落ち着いている時期(当社比)は、息抜きの読書が増える傾向がある。
すこし前に出た新刊だけど、平坂寛著『外来魚のレシピ 捕って、さばいて、食ってみた』(地人書館)は、想像以上におもしろかった。エンタメノンフィクション系といってもいいかもしれない。カミツキガメやアリゲーターガーも捕まえて料理する。からだを張りながら綴った文章の熱量がすごい。著者略歴を見たら、一九八五年生まれ——いろいろな意味でうらやましい。
《釣ってやる! 餌は俺の指だ!》
《もう釣り竿すら要らん!》
《逃がす? 飼う? 否、食べる!》
人類と魚類の異種格闘技を見ているかのような気分にさせられる本だ。
楽な生活より、おもしろいことに夢中になっている生活のほうが楽しい。釣りの本を読みはじめて、釣りがしたくなったのは、釣り界って変人がいっぱいいて、楽しそうだなとおもったからである。
部屋にこもって本ばかり読む生活をすこし変えたい。月に一回くらい行ったことのない場所に行って、海や川でぼーっとしたい。できれば、寒がりも克服したい。
九月末に上京した藤井豊さんも一ヶ月滞在し、岡山に帰る。
先週は何日か古本まつりの神保町をぶらぶらした。三十代のころ、生活を切りつめながら買った本がことごとく安くなっている。古山高麗雄の署名本を何冊も見かけた。
生活が落ち着いている時期(当社比)は、息抜きの読書が増える傾向がある。
すこし前に出た新刊だけど、平坂寛著『外来魚のレシピ 捕って、さばいて、食ってみた』(地人書館)は、想像以上におもしろかった。エンタメノンフィクション系といってもいいかもしれない。カミツキガメやアリゲーターガーも捕まえて料理する。からだを張りながら綴った文章の熱量がすごい。著者略歴を見たら、一九八五年生まれ——いろいろな意味でうらやましい。
《釣ってやる! 餌は俺の指だ!》
《もう釣り竿すら要らん!》
《逃がす? 飼う? 否、食べる!》
人類と魚類の異種格闘技を見ているかのような気分にさせられる本だ。
楽な生活より、おもしろいことに夢中になっている生活のほうが楽しい。釣りの本を読みはじめて、釣りがしたくなったのは、釣り界って変人がいっぱいいて、楽しそうだなとおもったからである。
部屋にこもって本ばかり読む生活をすこし変えたい。月に一回くらい行ったことのない場所に行って、海や川でぼーっとしたい。できれば、寒がりも克服したい。
2014/11/05
ストーブリーグ
腰痛の兆候はやや緩和。部屋の掃除、新聞雑誌のスクラップをする。
寒くなってきたので、休み休み働くつもり。
プロ野球のストーブリーグの季節に入って、誰に頼まれたわけでもないのに情報収集に励んでいる。何でこんなことをやっているのかと二百回くらいおもったことがあるがやめられない。FAと戦力外の情報を追いかけると、ひいき球団以外の選手の話をいろいろ知ることができて、何の役に立つのかはわからないが、楽しくて仕方がない。
数年前にドラフトで入団した選手がほとんど一軍に上がらないまま、戦力外になる。
今年、戦力外になった選手の中にも、ドラフトのとき、将来有望とおもった選手が何人もいた。というか、プロになるくらいだから、みんな、アマチュアのトップクラスの選手ですごいに決まっている。でもその後の明暗は、ずっと野球を観ていても、わからない。助っ人外人の当たり外れとかも……。
調子のいいときに一軍に呼ばれなかったり、チーム事情で別のポジションを守ることになっておもうような結果を出せなかったり、やっとレギュラーに手が届きそうになったところでケガをしたり、FAで大物選手が入団してはじきだされたり、運も実力も何でもありの世界だ。
二軍で同じくらいの成績にもかかわらず、戦力外になる選手とならない選手がいる。
これまでの実績や人気、年齢、年俸、ドラフトの順位、選手の出身校も左右する。
あまりにも簡単に選手を切れば、高校や大学、社会人のチームとの関係が悪化する。
昔は、ドラフト下位でプロに入って、高卒なら五年、大卒なら三年くらいで結果を出せないとダメだといわれていた。今はもっと早くなっている。どの球団も即戦力志向、わるくいえば、使い捨て志向になっている。この厳しさは今の世の中の厳しさとも通じている。
引退後、解説者、コーチ、あるいは球団職員として残ることができるのは、ごく一部の選手である。中には、現役時代に、たいした成績ではなくても、コーチやスタッフとして球団に残れる人もいる。これもよくわからない。選手と指導者の才能は別ともおもわれるけど、引退後の進路は人気や人望(人間性)も大きな要素になるだろう。生え抜きと移籍してきた選手でもちがう。
戦力外になった選手やFAの人的保障(プロテクトした二十八名以外の選手)になる選手にしても、チームが変われば、活躍する可能性かもしれない。
問題は、打率二割五分くらいで守備も走塁もそこそこ、バックアップにはいいけど、レギュラーはきびしいという選手である。まだ若ければ伸びしろに期待できるが、二十代後半、三十歳すぎると、やはりプロテクト枠から外されてしまうことも多い。
野球の話ではあるが、フリーランスの世界でも、器用貧乏タイプは年齢とともにきびしくなる。そこから抜け出すためには、何かしらの技術なり専門なりを特化させるしかないのだが、それが簡単にできれば、苦労しない。簡単にはできないことに挑戦して、苦労するしかないともいえる。
「大きなケガをせず、シーズン無事に」といえるのは、レギュラーを(ほぼ)確約された選手のみで、一・五軍、二軍の選手はケガを怖れていては怠慢プレーと判断されかねない。しかし無理してケガすれば、選手生命を縮めることにもなるから、時には、頑張っているフリをするくらいの要領のよさも必要なのかもしれない。
これから頑張ります。
寒くなってきたので、休み休み働くつもり。
プロ野球のストーブリーグの季節に入って、誰に頼まれたわけでもないのに情報収集に励んでいる。何でこんなことをやっているのかと二百回くらいおもったことがあるがやめられない。FAと戦力外の情報を追いかけると、ひいき球団以外の選手の話をいろいろ知ることができて、何の役に立つのかはわからないが、楽しくて仕方がない。
数年前にドラフトで入団した選手がほとんど一軍に上がらないまま、戦力外になる。
今年、戦力外になった選手の中にも、ドラフトのとき、将来有望とおもった選手が何人もいた。というか、プロになるくらいだから、みんな、アマチュアのトップクラスの選手ですごいに決まっている。でもその後の明暗は、ずっと野球を観ていても、わからない。助っ人外人の当たり外れとかも……。
調子のいいときに一軍に呼ばれなかったり、チーム事情で別のポジションを守ることになっておもうような結果を出せなかったり、やっとレギュラーに手が届きそうになったところでケガをしたり、FAで大物選手が入団してはじきだされたり、運も実力も何でもありの世界だ。
二軍で同じくらいの成績にもかかわらず、戦力外になる選手とならない選手がいる。
これまでの実績や人気、年齢、年俸、ドラフトの順位、選手の出身校も左右する。
あまりにも簡単に選手を切れば、高校や大学、社会人のチームとの関係が悪化する。
昔は、ドラフト下位でプロに入って、高卒なら五年、大卒なら三年くらいで結果を出せないとダメだといわれていた。今はもっと早くなっている。どの球団も即戦力志向、わるくいえば、使い捨て志向になっている。この厳しさは今の世の中の厳しさとも通じている。
引退後、解説者、コーチ、あるいは球団職員として残ることができるのは、ごく一部の選手である。中には、現役時代に、たいした成績ではなくても、コーチやスタッフとして球団に残れる人もいる。これもよくわからない。選手と指導者の才能は別ともおもわれるけど、引退後の進路は人気や人望(人間性)も大きな要素になるだろう。生え抜きと移籍してきた選手でもちがう。
戦力外になった選手やFAの人的保障(プロテクトした二十八名以外の選手)になる選手にしても、チームが変われば、活躍する可能性かもしれない。
問題は、打率二割五分くらいで守備も走塁もそこそこ、バックアップにはいいけど、レギュラーはきびしいという選手である。まだ若ければ伸びしろに期待できるが、二十代後半、三十歳すぎると、やはりプロテクト枠から外されてしまうことも多い。
野球の話ではあるが、フリーランスの世界でも、器用貧乏タイプは年齢とともにきびしくなる。そこから抜け出すためには、何かしらの技術なり専門なりを特化させるしかないのだが、それが簡単にできれば、苦労しない。簡単にはできないことに挑戦して、苦労するしかないともいえる。
「大きなケガをせず、シーズン無事に」といえるのは、レギュラーを(ほぼ)確約された選手のみで、一・五軍、二軍の選手はケガを怖れていては怠慢プレーと判断されかねない。しかし無理してケガすれば、選手生命を縮めることにもなるから、時には、頑張っているフリをするくらいの要領のよさも必要なのかもしれない。
これから頑張ります。
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