二年ぶりの仙台。平日の昼だから新幹線の席、余裕でとれるだろうと出発数時間前に予約したら、通路側の席が残りわずかという状況だった。ちょっと焦る。車中の読書は、田辺聖子。
喫茶ホルンでコーヒーを飲んで、火星の庭へ。岡崎武志さんと待ち合わせ。会場のTHE 6はシェア型の複合施設。おしゃれな空間に緊張する。
トークショーは……役に立つ話ができたかどうかは自信がないが、どうにか終わって一安心。宮城県の丸森町(スローバブックス)や気仙沼(イーストリアス)に古本屋ができたことを教えてもらった。
岡崎さんは青森をまわってから仙台に。大人の休日倶楽部、うらやましい。あと二年ちょっと。五十代どうなることやら……。
打ち上げも楽しかった。宿(一軒家?)に宿泊。すぐ寝てしまい、朝六時くらいに目が覚める。
岡崎さんと喫茶店(エビアン)でモーニング。駅で別れ、塩釜駅へ。港に行くには本塩釜駅のほうが最寄りだった。小雨の中、歩く。歩道が広くて歩きやすい。
塩釜から松島まで船に乗る。
震災前、それから震災の年にも乗った。海苔や牡蠣の養殖も再開していることを知る。
松島で海鮮丼を食べ、仙台に戻り、昼の新幹線で東京に帰る。美味しい蕎麦の店を教えてもらったのが、今回は時間がなかった。次に期待。
2017/09/04
たった三行
《昭和恐慌は左翼をつくり、次いで反作用として右翼をつくり、右翼的部分がひろがって満州事変(一九三一年)という冒険をやらせ、うわべだけの解決を見た。が、十四年後には日本そのものをほろぼした》
昭和恐慌から敗戦まで文庫本でわずか三行。司馬遼太郎著『以下、無用のことながら』(文春文庫)の「新春漫語」の言葉である。初出は「中日新聞」(一九九四年一月一日)。
《簡単にいうと、太平洋戦争は、あのとき愚かにして狂信的な軍閥が、突如として起こしたものではない。明治以来、日本人の大半がめざし、走りつづけて来たコースの果てだ、ということである》
この要約もすごい。やはり文庫本で三行。山田風太郎著『昭和前期の青春』(ちくま文庫)の「太平洋戦争私観」の言葉である。初出は「週刊読書人」(一九七九年八月二十日号)。
歴史はむずかしい。太平洋戦争にしても全肯定から全否定までいろいろな解釈がある。資料や証言にしても何を信じ、何を信じないかで答えはちがってくる。そもそも答えが出るのかどうかすらわからない。だから常に考え(疑い)続けるという姿勢が問われる。司馬遼太郎の「反作用」、山田風太郎の「コースの果て」は考えさせられる言葉だとおもっている。
昭和恐慌から敗戦まで文庫本でわずか三行。司馬遼太郎著『以下、無用のことながら』(文春文庫)の「新春漫語」の言葉である。初出は「中日新聞」(一九九四年一月一日)。
《簡単にいうと、太平洋戦争は、あのとき愚かにして狂信的な軍閥が、突如として起こしたものではない。明治以来、日本人の大半がめざし、走りつづけて来たコースの果てだ、ということである》
この要約もすごい。やはり文庫本で三行。山田風太郎著『昭和前期の青春』(ちくま文庫)の「太平洋戦争私観」の言葉である。初出は「週刊読書人」(一九七九年八月二十日号)。
歴史はむずかしい。太平洋戦争にしても全肯定から全否定までいろいろな解釈がある。資料や証言にしても何を信じ、何を信じないかで答えはちがってくる。そもそも答えが出るのかどうかすらわからない。だから常に考え(疑い)続けるという姿勢が問われる。司馬遼太郎の「反作用」、山田風太郎の「コースの果て」は考えさせられる言葉だとおもっている。
2017/09/01
ビブリオフィル叢書
一九九四年ごろの図書出版社の図書目録を見ていたら、近刊(予定)として、H・ジャクソン著『愛書家の解剖』(河内恵子訳)、A・S・W・ローゼンバック著『本と古書市』(戸田慎一訳)など、気になる題名の本が載っている。いずれも「ビブリオフィル叢書」のラインナップなのだが、刊行されているのかどうかわからない。
《深遠該博な知識と犀悧な鑑識眼とを二つながらに備えた著者が書物と書物人を見事に「解剖する」》(『愛書家の解剖』)
《今世紀初頭に米国の代表的な古書業者として活躍した著者が古書の売買や収集をめぐる様々な逸話を紹介する》(『本と古書市』)
読みたいではないか。
《深遠該博な知識と犀悧な鑑識眼とを二つながらに備えた著者が書物と書物人を見事に「解剖する」》(『愛書家の解剖』)
《今世紀初頭に米国の代表的な古書業者として活躍した著者が古書の売買や収集をめぐる様々な逸話を紹介する》(『本と古書市』)
読みたいではないか。
登録:
投稿 (Atom)