2014/07/05

東京ベンチ

 月島であいおい文庫を運営していた砂金一平さんが、七月一日に「東京ベンチ」(東京都江戸川区瑞江2-22-5)というケアブックカフェをオープンした。
 砂金さん自身も昨年末に江戸川区民になった。

 昨日、ペリカン時代で星野博美さんといっしょに砂金さんと飲んだのだけど、「東京ベンチ」のある瑞江という場所が一目で気にいって、デイサービスとブックカフェを融合した空間を作ることになった。
 お年寄りが気兼ねなく寛げる場所というだけでなく、町の人たちがカフェに出入りすることによって、いろいろな世代の人が交流できる場所にしていきたいそうだ。
 この新しい試みは「福祉」というものが、これからどう変わっていくかの試金石になるとおもう。

 親老後、自分の老後について今はそれどころではないというか、正直、考える余裕がない。
 でも「東京ベンチ」のような場所が、江戸川区だけでなく、あちこちにできたら、そうした心配も軽減されそうな気がする。未来に希望が持てそうな気がする。

 最初に志のある個人が無理をしないと切り開けないことはたくさんある。
 砂金さんもそのひとりだとおもう。
 ただし、いろいろな人の世話をする本人が疲れてしまってはいけません。というわけで、また飲みましょう。たぶん、何か困ったことがあったら、飲食業の先輩たちが喜んで相談にのってくれるでしょう。

 詳しくはブログ「東京ベンチでつかまえて。」を参照してください。
 http://tokyo-bench.hateblo.jp/