ここのところ、雨の日は高円寺〜阿佐ヶ谷のガード下とアーケードを歩き、晴れたら鷺ノ宮、野方、練馬方面を散策することが多い。
先日、桃園川緑道経由新中野まで散歩。東高円寺と新中野はひさしぶり。三徳、肉のハナマサに寄る。帰りに天祖神社で一休み(境内にベンチがあって一服できる)。
二〇二〇年以前、コロナ禍前までは東高円寺のあたりはたまにしか行かないところだった。今はなじみの町になった。四十代と五十代で生活習慣がけっこう変わった。意識して変えた部分といつの間にか変わってしまった部分がある。
五十歳以降、睡眠の大切さを痛感している。七、八時間寝ると膝の痛みや肩まわりの違和感が軽減する。とはいえ、毎日熟睡できたら苦労はない。
『些末事研究』(vol.9)が届く。特集「結婚とは何だろうか」。わたしは座談会(収録は昨年の十月)に参加。同誌の創刊は二〇一四年三月だから十周年。だいたい年一回の発行でのんびり続いている。
発行人の福田賢治さんとわたしは同い年(一九六九年生まれ)で、雑誌が続くこともそうだけど、この年までふらふら暮らしていることが感慨深くおもえる。
創刊号でわたしは「十年後はわからんな。まだ高円寺にいるかどうか」みたいなことを喋っているのだが、自分のことでさえ十年後のことはまったくわからない。五年後だってわからん。ただ、気力や体力が低下しても、それに合わせた楽しみを見つけていけたらいいなと……。