年末進行中ではあるが、一日十時間ちかく寝ている。長年の経験で、睡眠時間を削っても仕事がはかどるわけではないことをいやというほど学んだ。
中野ブロードウェイの四階の記憶に行く。深沢七郎著『人間滅亡の唄』(徳間書店)を買う。新潮文庫版はもっているのだが、単行本もほしくなってしまったのである。
同じ階のまんだらけのマニア館にも寄る。
赤塚不二夫の『ギャクほどステキな商売はない』(廣済堂出版)を買う。
廣済堂の「コミックパック」シリーズは、名作揃いだ。いつかコンプリートしたい。しかし高いものだと五千円以上(まんだらけ相場)する。
はなまるうどんで昼メシ。薬局で胃腸薬とばんそうこうを購入して、家に帰る。
カラスヤサトシ『キャラ道』(竹書房)を読む。
帯に「自分漫画ブームは多分そろそろ終わるよ!」(東村アキコ)とある。
頁をめくると、「またご自身が登場するマンガですか」「ずっと身の切り売りだけしていくおつもりですか?」「マンガはキャラです! 想像力です!!」という担当編集者のセリフが出てくる。
カラスヤサトシは「キャラ」が描けないことをそのまま「自分漫画」にしている。
捨て身の姿に心を打たれた。
とはいえ、今、漫画を読んでいる場合ではない。
一段落ついたら仕事のやり方を考えなおしたい。