土曜日、みちくさ市は仕事で行けず、といいつつ、撤収作業のときに駆けつけ(ほとんど手伝わなかったけど)、打ち上げに参加した。
今回は飲み友達のカズマクラ君(手まわしオルカンのオグラさんの弟)がわめぞイベント初参加ということで、いろいろな人に紹介したかったのだが、ええっと、酔っぱらいました。今後ともよろしく。
日曜日、ユータカラヤに買物に行ったら、ぼらの刺身(サク、三百九十八円)があって、おもわず購入してしまった。
母の田舎(伊勢志摩の漁師町)で、アホみたいに釣れたから、子供のころよく食った。お金を出して食うのは、はじめてかもしれない。ぼらは油がすごくのって身がしっかりしていて、めちゃくちゃうまい(とおもう)。
田舎にいたころによく食べた魚は、カワハギ(うちのほうではハゲといっていた)もそう。こちらも東京では見かけない。
仕事の合間、『3月のライオン』と『ちはやふる』と『乱と灰色の世界』の最新刊を読む。
「週刊将棋」は森内俊之名人のインタビューが載っていた。これがすごくよかった。
わたしが「週刊将棋」の定期購読をはじめたのは、一九九六年の羽生善治さん、森内俊之さんの二十五歳同士の名人戦がきっかけだった。
当時、わたしはこの名人戦の大盤解説会にFAXで棋譜を送るアルバイトをしていて、「自分とほぼ同世代なのにすごいなあ」とおもい、将棋のわけのわからなさに魅了されてしまったのである。
今回のインタビューでは、名人復位の共同記者会見のさい、森内名人が「最近は勝ち急いだり、短気になったりすることがある」といったことにたいし、インタビュアーが「年齢的なことが関係しているのでしょうか」と質問——。
現在四十歳の森内名人は「以前、同世代の棋士仲間が原稿に書いていましたけど、結論を急ぐのは典型的な加齢の傾向だと。それが勝率ダウンとかにつながって…私も例外ではないということですね」と答えている。
齢をとると、根気よく考えるのは疲れる。
この記事を読んで「結論を急がないこと」と何度も自分にいい聞かせた。