2008/10/08

告知その他

 大阪の貸本喫茶ちょうちょぼっこで「古本と男子」第二部がはじまりました。わたしは段ボール三箱大放出。
※ちょうちょぼっこの10月の営業日
 3日(金)、4日(土)、5日(日)
 10日(金)、11日(土)、12(日)
 17日(金)、18日(土)、19日(日)
 金   18:30〜21:00
 土、日 13:00〜21:00

◎出品者(順不同)
・文壇高円寺古書部(荻原 魚雷)1969年生まれ
・モズブックス(松村 明徳)1970年生まれ
・スクラップ館(扉野 良人)1971年生まれ
・談(折田 徹)1971年生まれ
・古書 さらち(aku)1973年生まれ
※詳細は(http://www.geocities.co.jp/chochobocko/)。

 それから十月十二日(日)、十三日(月・祝)開催の京都のメリーゴーランドの「小さな古本市」にも参加しています。京都の扉野さんからいろいろ話を聞いたら、行かないと後悔しそうな気がしてきた。どうしよう。
 
◎出品者(順不同)
荒井良二(絵本作家・イラストレーター)
刈谷政則(マガジンハウス編集者)
なないろ文庫ふしぎ堂
荻原魚雷
またたび高橋本舗
FORAN
BOOKONN
とらんぷ堂
アトリエ箱庭
萩書房
トンカ書店
扉野良人
増田喜昭(メリーゴーランド店主)
鈴木潤(メリーゴーランド京都)

 メリーゴーランドの住所は、京都市下京区河原町通四条下ル寿ビル5Fです。営業時間10:00〜19:00
※詳細は(http://junzizi.exblog.jp/8603433/)。

 これから月の湯古本まつり(十月十一日・土 10:00〜18:30)の準備。毎日、本のパラフィンがけしている気が……。
※月の湯古本まつりの詳細は(http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20080914)にて。

 月の湯古本まつりの日、夜は高円寺のペンギンハウス(http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/penguin/home/home.html)で、夏に仙台で見たyumboのライブもあります。見て損はないバンドだとおもいます。ライブ、ほんとうにいいですよ。

 それから十月十二日(日)は、秋も一箱古本市(11:00〜17:00)。
 さらに同日、西荻ブックマークは、こけしや別館2階で、「中央線の酒と薔薇と古本の日々 〜古本酒場ものがたり〜」という高円寺、古本酒場コクテイルの狩野俊さんと角田光代さんのトークショーがあります。
 16:30受付、17:00開演。まだ席あるみたい。もちろんわたしも行きます。

 五日(日)は岡山から来たFクン、本名でいいや、藤井豊さんと扉野良人さんと葉山(逗子)へ。秋野不矩展の最終日。そのあと午後三時くらいから奥成達さんと飲む。『深夜酒場でフリーセッション』(晶文社)をいただく。

《どんな場合にもおいても、ぼくにとって大切なことはいつも〈セッション〉のことである。
 それがジャズの演奏であるか、酒場で酒をのんでいるだけのことであるか、という〈場〉が問題なのではなくて、その〈場〉がどんな楽しいセッションになっているかどうかが常に問題なのであり、その中にいる自分の一喜一憂を発見することの楽しさが一番大切なのである》(深夜酒場でフリーセッション はじめに)

 この日も奥成さんに〈場〉から生れるおもしろさについての話をいろいろ聞かせてもらった。
 葉山から夜は吉祥寺、さらに高円寺と流れる。といっても高円寺ではもう飲めなかった。

 六日(月) 昼まで寝る。藤井クンが岡山に帰る。ひさびさに写真を見せてもらったのだけど、対象との距離感が絶妙で、人柄(おひとよし)ぶりがにじみでている。蟲文庫さんにもちょくちょく行ってるという話を聞き、世間は狭いなとおもう。
 夜、コクテイルで某誌編集者と打ち合わせ。そのあと扉野さんと飲む。中川六平さん、羽良多平吉さんも。その後、扉野さん、羽良多さんと部屋飲み。扉野さんのみやげの日本酒が効いて、最後へろへろに。

 七日(火) 午前中、琥珀で朝食のあと、都丸書店に行って、扉野さんと中野ブロードウェイ(二階、古書うつつ、三階、タコシェ、四階、まんだらけの「記憶」など)を探訪。古書うつつ、詩の棚が充実していてうれしい。菅原克己の『詩の鉛筆手帖』(土曜美術社)などを購入する。今の中野ブロードウェイ、ひとまわりすると古書展や古書市に行ったとき以上に本(漫画以外)を買ってしまう。

 扉野さんが新幹線で帰った途端、今度は先日、広島市民球場ツアーのときにお世話になった堀治喜さん(『球場巡礼』ほか、野球関係の著作多数。段々畑に野球場を作ったこともある)と晶文社の営業のTさん、あと広島出身で今、中央線在住のHクンが高円寺に。
 中通り商店街の港や(はじめていったけど、安くてうまい店だった)、そのあと赤ちゃんで飲む。
 この数日、シラフでいる時間のほうが短いような……。 

2008/10/05

岡山から

 広島に行ったのは学生時代以来と書いたが、最初に行ったのは、船で下関から釜山に旅行したときに、東京から鈍行列車で行って、広島で途中下車して、ファミリーレストランに泊った。翌年、反戦デモに参加、それから大学を中退した年にも行った。

 あと二十四、五歳のときにも鈍行電車で博多まで行った帰りに、広島市内の古本屋をまわったことをおもいだした。

 旅行から帰ってきてすぐ四、五年前まで高円寺に住んでいたカメラマンのF君が岡山県(西のほう)から上京した。学生時代にいっしょに仕事をしていた友人とF君が高校の同級生でその関係で知り合った。現在、F君は高円寺滞在三日目——。

 昼間わたしは仕事があったので自転車を貸すと、三鷹のほうまで行って写真を撮ってきていた。さっきまで古本酒場コクテイルで飲んでいた。

 八、九年前、F君に「写真の仕事をするなら東京にきたほうがいいんじゃないか」と会ったこともないのに電話でけしかけたところ、「わかりました。行きます」と即答した。その後、近所に風呂なしアパートを借り、仕事をはじめたかとおもったら「もうすぐ子どもが生まれる」と……。

 そのときの子どもがもう小学生になっているという。

2008/10/01

古本ツアー・秋

 九月二十七日(土)〜三十日(火)まで旅行。三泊四日で広島、尾道、倉敷、神戸、梅田、京都とまわる。
 扉野良人さんの企画で、今年で閉鎖される広島市民球場に行こうというツアーだったのだが、途中から古本ツアーになった。
 広島はアカデミイ書店(二店舗)とブックオフ、尾道は尾道書房と画文堂、倉敷は蟲文庫、神戸はサンパルのMANYOから高架下の古本屋を歩く。阪神電車で梅田に出て、阪急古書のまちをかけ足でまわり、京都は飲み歩き、帰りはぷらっとこだまだったので東京駅でいちど降り、八重洲古書館を見てから帰宅する。

 神戸と倉敷は半年ぶりだけど、広島市内に行くのは、学生時代以来で、そのときは八月六日の反戦デモ(アナキズム系)に参加するために行った。数年後、そこで知りあったある人に「辻潤が好きな学生がいるんだよ」と扉野さんを紹介してもらったことをおもいだした。
 あと岡崎さんの引っ越しを手伝ったときに知りあった神田伯剌西爾の竹内さん(広島ファンで今回のツアーにも参加)と今年二度も倉敷の蟲文庫に行っているというのも、ヘンなかんじだ。さらに二日前に、南陀楼綾繁さんも蟲文庫に来ていたと知らされおどろいた。

 なんとなく旅に出たくなる周期があって、二十歳から二十五歳くらいのあいだ、ひまさえあれば、自分の行ったことのないところに行っていた。当時あちこち旅行して、手当たり次第に本を読んで、何になるのかわからないまま動きまわっていたことが、十年くらいしていろいろつながってきている。
 そのときどきは自分が何をやっているのかよくわからない。今もこんなことしていて、何になるのかなあとおもうことは多いのだけど、たぶん、自分の予想のつかない、何かにつながることがあるような気がする。

 旅行中ちょっとそんなことをおもった。