毎年のように、このブログで「冬の底」について書いている。寒さが苦手なわたしは、冬のあいだは慎重かつ省エネを心がけ、だましだまし生活しているのだが、それでもおもうように体が動かなくなる時期がある。
とにかく眠い。寝ても寝ても疲れがとれない。しかも睡眠時間がズレる。一日の大半が頭がまわらず、全身が怠い。熱が出たり食欲がなくなったりするわけではない。ただし、活字が頭にまったく入ってこない。おそらく、ガス欠みたいなものだろう。一年を通し、自分の不調のどん底みたいなものが「冬の底」だ。たぶん、昨日がそうだった。いつもは二月のはじめごろのことが多いので、今年はすこし早めにきたようだ。
すこし前まで、今年の冬はいつもと比べると楽だとおもっていたのだが、そうではなかった。
丸一日、ひたすら休養し、頭のなかのもやが晴れた気分になった。ためこんでしまった仕事にちょっとひるむ。でも毎年乗り切っているのでなんとかなるだろう。