大晦日、妻といっしょに三重に帰省。桑名に寄り、七里の渡し跡を見て、東海道を歩く。
桑名からはJR、快速みえで鈴鹿駅へ。桑名駅からスイカで駅に入ったら、伊勢鉄道の鈴鹿駅では使えない。キャッシュレス社会の道は険しい。
鈴鹿ハンターに行き、ゑびすやで天もりうどん。ゑびすやのうどんを食わないと鈴鹿に帰ってきた気がしない。
元旦、近鉄の平田町駅からバスで加佐登神社に行く。初詣。加佐登神社はヤマトタケルの笠と杖がまつられている神社である。すぐ近くに白鳥塚古墳もある。
広重の「庄野の白雨」の絵を見たとき、加佐登神社から橋を渡ったところの坂道あたりの絵ではないかとおもった。
今回歩いてみて、すくなくとも庄野宿の近くよりは加佐登神社付近の坂のほうが白雨の絵の光景に近いかなという気がした。自信はないが。
加佐登神社から庄野宿まで歩き、そこからバスで鈴鹿ハンター。長袖シャツ、靴下などを買う。この日は寿がきやの野菜ラーメンを食う。
翌日、青春18きっぷで名古屋から中津川駅、中津川駅から木曽福島駅へ。雪がすこし積もっている。福島宿を訪れるのは二度目だが、素晴らしいとしかいいようがない。しかし冬は寒い。氷点下の空気は顔が痛くなる。
関所のあたりまで軽く歩く。駅に戻ると足の指が爪ですこし切れていた。寒さで痛みが麻痺していてわからなかった。雪が降ったときのことを想定し、いつもとちがう靴をはいたのがよくなかった。靴や足のコンディションについてはまだまだ勉強しないといけない。
木曽福島駅から塩尻駅へ。駅前のほっとしてざわが閉まっていたので庄屋で晩メシ。大繁盛。
行きは東海道、帰りは中山道(+甲州街道)で東京〜三重を行き来するようになり、もっとも宿泊しているのが塩尻である。塩尻に宿をとっておくと安心して、いろいろなところで途中下車できる。帰りも甲府まで出てしまえば、高円寺まであっという間……ではないが、だいたい座って帰ることができる。
塩尻から甲府までの景色も好きだ。
帰省ラッシュのピークの一月三日でも座って帰れた(混んでいたが)。
18きっぷの季節なら名古屋から新幹線で東京に帰るより、一泊二日で中央本線で帰るほうが安い。こんな快適なルートに気づかなかったのは不覚だ。しかし寒い。貼るカイロのおかげでどうにか乗りきれた。
東京に帰り、夜、仕事。余力を残して旅行から帰ってこれるようになったのは成長といえよう。