金曜午前中、西部古書会館。平日開催。『中央線沿線古書店ガイドブック』(東京都古書籍商業協同組合中央線支部、一九八五年)、『かながわ古書店地図帖』(神奈川古書籍商業協同組合、一九九三年)、『大阪古書店案内』(大阪府古書籍商業協同組合、一九九三年)『埼玉県古書店地図』(埼玉古書籍同業組合、一九九四年)、『古書マップ 愛知・岐阜・三重』(尾洲会、一九九四年)、『京都古書店巡り』(京都古書籍商業協同組合、一九九六年)、『増補改訂 大阪古書店案内 平成10年版』(大阪府古書籍商業協同組合、一九九八年)『二〇〇一年版 大阪古書店案内』(大阪府古書籍商業協同組合、二〇〇一年、CDROM付)など、昔の古書店マップをいろいろ買う。前の持ち主の書き込みも参考になる。
一九八五年の中央線沿線のマップの高円寺のところを見ると十九軒。同じところで営業しているのは南口の大石書店だけ。二十代から三十代にかけて巡回して いた都丸書店、飛鳥書房、青木書店、佐藤書店、西村屋書店も今はない。この三十年、神奈川、埼玉の古書店の数もずいぶん減ってしまった。
店内が薄暗くてレジの後ろのガラスケースの中に稀少本が並んでいるような古本屋も少なくなった。
この日、西部古書会館の収穫は『児玉幸多翁追悼文集』(二〇〇八年)——街道関係の著作をたくさん書いている歴史家の小冊子。二百円。それから奈良の街道冊子を数冊。街道本、郷土史関係の小冊子がまとめて出品されているのを見ると同じ人が集めていたのかなと……。