2013/05/30

文遊社のフェア

 東京堂書店に行ったら、二階で文遊社の全点フェアを開催していた。

 先週、北沢夏音さん、北條一浩さんらと仕事も何も関係ない飲み会(アメリカのコラムについてひたすら語る)をしていたときにも、文遊社の話題で盛り上がった。

 さらに今週ささま書店で岡崎武志さんとばったり会って、そのあと喫茶店に行って、雑談中も文遊社の話になった。

『野呂邦暢小説集成』の刊行は、古本好きのあいだでは、注目度は高い。狭い世界だけど。

 野呂邦暢つながりでいうと、すこし前にブログで、今まで読まずにきたことを悔やんだ作家は佐藤正午でした。『ありのすさび』『象を洗う』『豚を盗む』(いずれも光文社文庫)などのエッセイは絶品だった。

 長崎出身で今も佐世保在住——エッセイでも野呂邦暢のことも書いている。『愛についてのデッサン 佐古啓介の旅』(みすず書房)の解説も佐藤正午ですね。

 この五月は、佐藤正午月間というくらい読みまくった。
 まだ未読の作品が残っている。