今日(二十一日)の毎日新聞の書評欄にコリン・ジョイス著『新「ニッポン社会」入門 英国人、日本で再び発見する』(森田浩之訳、三賢社)の短評を書きました。
この本の中に『モンキー』という日本のテレビドラマについて書いた文章がある。コリン・ジョイスは一九七〇年生まれでわたしと同世代なのだが、今、イギリスの四十代くらいの人は子どものころ、『モンキー』という日本のドラマ(英語版)に夢中だった。トリピタカ、モンキー、ピグシー、サンディがウエストにジャーニーする冒険活劇で、わたしも小学生のころ毎週見ていた。
この番組の影響でコリン・ジョイスはゴダイゴのファンになっている。
三賢社は二〇一五年創業の出版社。最初に作った本がコリン・ジョイスの本というのはすごい。嬉しい。『ニューズウィーク日本版』の「Edge of Europe」には毎回唸らされている。今、日本語で読める最高峰の海外コラムだろう。わたしはジョージ・ミケシュの再来だとおもっている。三賢社のホームページでも、コリン・ジョイスのコラムが読める。楽しみが増えた。