二月末からの歯科通いがとりあえず月曜で終わった。夜、ちょっと飲みに行く。久々にはしゃいでしまう(ほんとうに久々なのか?)。
火曜、池袋で打ち合わせ。山手線の目白駅で降りる。打ち合わせ先は古書往来座のすぐ近く。往来座で『日本近代文学館創立十五周年記念 現代作家三〇〇人展 仮名垣魯文から戦後作家まで』(一九七七年)などを買う。『現代作家三〇〇人展』は紺色、『日本近代文学館創立記念 近代文学史展』(一九六三年)は緑色でほぼ同じ表紙である。文学展のパンフレットは表紙が色ちがいで中身が同じものがたまにある。この二冊はちがった。
『現代作家三〇〇人展』は尾崎一雄の「開館十年」も収録している。この文学展は伊勢丹新宿店の本館七階クローバーホールで開催されていた。
店番の退屈君に夕方から雨の予報が出ていると教えてもらう。
打ち合わせ後、池袋から歩く(地図なし、オイルコンパスのみ)。途中、肉のハナマサで喜多方ラーメン(醤油)を買う。手前にいたお客さんがハナマサのレトルトカレーを大量に買っていた。うまいのか? 気になる。
目白駅から目白通り、聖母坂通りを歩く。新宿区落合第一地域センターの前を通るとこの地に暮らした文士の名前を記したパネルのようなものがあった。尾崎一雄も落合に暮らしていた。このあたりも文士村だった。妙正寺川を渡り、西武新宿線の下落合駅へ。
下落合駅手前の聖母坂通りと新目白通りの交差点からスカイツリーが見えた。東の方向、交差点からスカイツリーまで一本道が続いている感じ——いいものを見た。
下落合駅付近で小雨が降ってくる。当初は家まで歩いて帰るつもりだったが、行く先を東中野駅に変更する。上落中通りを西へ。梅の湯という銭湯がある。昔、自転車で梅の湯の前を何度か通った。東京メトロの落合駅から東中野駅は近い。
ライフ東中野店で夏用の帽子と夏用の靴下(三足五百九十八円)を買ってJR総武線に乗って家に帰る。