火曜、昼二時すぎ起床。午後三時すぎ歯医者(三ヶ月に一度の検診。先週だったのだが、忘れてしまった)。
夜七時ごろ、日課の散歩(晴れ一万歩、雨五千歩)。雨は弱くなっていたが、風が強い。南口のアーケード街から桃園川緑道を通り、阿佐ヶ谷まで。ガード下のOna casita(おなかすいた)でビビンバ(半額)、高円寺と阿佐ヶ谷の間のビッグ・エーで調味料を買う。雨の日の遊歩道は人が少なくて快適である。早歩きになる。帰りはガード下を通る。
新しいパソコン(中古)で初仕事(書評)。書きながら各種機能をカスタマイズする。記号の出し方がまだ慣れない。
先週土曜日、西部古書会館は河盛好蔵著『老いての物語』(學藝書林、一九九〇年)など。河盛好蔵は一九〇二年大阪生まれ。二〇〇〇年三月二十七日、九十七歳で亡くなった。井伏鱒二よりも長生きした。
《私は寝ころんで本を読むのが好きです。(中略)寝て読むのは、ただ漫然と読む時にそうするので、その方が頭によく入ります。どうも私の頭は横にした方がよくはたらくのではないかと思いますね》(「気に入った本を読むために」/同書)
わたしも寝転んで本を読む派である。横になったほうが頭が働くかどうかはわからない。読んで得た知識なり技術なりを自分の体質気質に合わせて調整する作業は時間がかかる。頭の中だけでわかっていたつもりのことが、間違えたり失敗したりを繰り返しているうちに「あの本に書いてあったことはそういうことだったのか」と……。
読んでも忘れてしまうことが多いのだけど、乱読のカケラみたいなものは頭のどこかに残っていて、ふとした瞬間、思い出す。今日はとくに思い出したことはなかった。