2007/09/03

第4回「外市」を終えて

 最近、あんまりゆっくり古本屋めぐりをしていない。中古レコードもほとんど買っていない。
 古本屋や中古レコード屋めぐりには、たっぷり時間をかけて探し、すこしでも安く買うというのがその醍醐味なのだが、仕事に追われて、日中おもうように歩き回れなくなると、なかなかそうもいかない。
 その分、古本イベントになると、衝動買いしてしまうのである。

 池袋の往来座「外市」の初日。この日も午後から仕事がはいっていたのだが、本やら雑貨やらを見て、手にとっては棚に戻しをくりかえしながら、気がつけば、いっぱい本を買っていた。
 本だけでなく、「旅猫雑貨店」のアルミの洗濯ばさみ、「kika zakka」でベトナムのカバン、あと「上り屋敷」が出品していた三葉虫の化石も……。

 二日目は、にわとり文庫さんの「王将こけし」を買う。
 将棋盤の上にこけしがいて、そのこけしが王将の駒を支えているというシュールな置物なのだが、案の定、家に帰ると「なんでこんなの買ってきたの」と妻に怒られる。

 今回の二日間の売り上げは一万三千五百円(三六冊)。往来座の瀬戸さんが制作した「三面キューブ」バージョンの「ホンドラ」を搭載した新型「ホンドラベース」のおかげか、前回ほど追加補充をしなかったのに、同じくらいの金額になった。

 打ち上げ会場は、武藤良子さんの個展「茫々」も開催中(〜九月八日)のブックギャラリーポポタム。
「ふぉっくす舎」さんの料理と自家製梅酒(七年もの)がうまくてびっくりした。
 NEGIさん店できるよ。

 ポポタムの外で喫煙組と今後の「外市」で何を売るのか作戦会議をする。
 なぜか「時代は雑貨だ」という話になる。

 わたしも次回は本じゃないものを売ってみようかな、とおもっている。