2007/09/27

古本祭の季節

 八月中旬ごろ、秋花粉の兆候がすこしあったのだけど、その後、ぴたりとおさまっていた。「あれ、治ったのかな」とおもっていたところ、今週のはじめにやっぱりきた。
 漢方の小青龍湯を飲みながら、仕事をする。

 火曜日、昼間、打ち合わせで神保町。神田伯剌西爾。不定期だけど、某出版社PR誌で連載をすることになりそう。そのあとダイバーの「ふるぽん秘境めぐり」に行く。最終日手前だったけど、けっこういい本が残っていた。
 ある数行のためだけに中井英夫の『銃器店へ』(角川文庫)を買う。

 夜、西荻窪の友人が働いている飲み屋に行くと定休日だった。そのまま南口のスコブル社に行くと、有本倶子編『山田風太郎疾風迅雷書簡集』(神戸新聞総合出版センター、二〇〇四年)があった。
 数日前にアマゾンで買うかどうか迷っていた本だ。
 そのあと「昼本市」でおなじみの柳小路通り飲食街の夜九時半開店の古本も売っている「ethica(エチカ)」で軽く飲む。二回目。いつやっているのか知らなかった。狭い店だけど、二階もあり、ハートランドさんの古本を置いているそうだ。ひさびさにマッカランを飲んだ。

 昨日もまた神保町。ねじめ正一の『荒地の恋』(文藝春秋)が発売されていた。北村太郎と田村隆一の「あのこと」も出てくる。もちろん鮎川信夫も出てくる。傑作の予感。月末の『サンパン』の原稿を書きおえてから、ゆっくり読みたい。

 それから来月、京都のまほろばで飲み友だちの手回しオルガンミュージシャン、オグラさんのライブと古本のイベントがあります。

オルガンとフルホン part2
(オグラの単身赴任ツアー)
●10月8日(月・祝)
会場 京都 まほろば
◇京阪出町柳駅下車徒歩15分または京都バス蓼倉橋下車徒歩すぐ

〒606-8103
京都市左京区高野西開町15(北大路川端下ル400m) ニシキマンション1F
TEL 075-712-4191
開演:19:30〜
チャージチャージ1200円+order

★昼間(12:30〜17:30)店前ガレージにて「まほろば秋の古本市」を開催。
参加者:Mr. オルガ、荻原魚雷、貸本喫茶ちょうちょぼっこ、萩書房、山崎書店、cafe de poche modernjuice古書部 、小山さん、イノウェイ、BOOKONN、すむーす堂、ガケ書房、stockroom、ゆうぞうさん、ふくちゃん、トンカ書店、全適堂、トランプ堂、アトリエ箱庭、堀部篤史(恵文社)、山本善行堂。

……そうそう、このイベントは扉野良人さんの企画です。

 それから今日から早稲田の青空古本祭。わたしは初日、午前中から行く予定。
 あと立石書店でも「第1回 わめぞ青空古本祭」があるそうだ。
■日時
9月27日(木)〜10月2日(火)
11:00〜19:00ごろ(初日20時まで!)
■場所
立石書店 店内一部棚(穴八幡宮本殿側出口すぐ下)
■参加者
外市ブラザーズ
古本けものみち(南陀楼綾繁)/ふぉっくす舎/退屈文庫(退屈男)/旅猫雑貨店/リコシェ/古書往来座/bukuぶっくす/朝/Y's/

■主催・立石書店/後援・わめぞ 

 これも行かないと。アルバイトの帰りにできれば寄りたい。