2012/09/30

台風接近中

 台風のせいか、肩こりがひどい。

 しばらくぐだぐだします、と書いたのが今年の四月二十一日。それからずっとぐだぐだしていたわけではないが、なんとなく、気のりしない日が続いている。

 生活に刺激がほとんどない。問題は刺激をあまり求めていないことかもしれない。

 Yahoo!プロ野球の一球速報を見ながら、澤宮優著『中継ぎ投手 荒れたマウンドのエースたち』(河出書房新社)を読了。前著『ドラフト外 這い上がった十一人の栄光』(河出書房新社)もよかった。

 昔からドラフト外や戦力外から復活した選手が好きだった。野球好きの知人と話していると、盛り上がるテーマでもある。

 プロになるような選手は、当然、みんな才能がある。努力もする。運不運にも左右されるけど、その世界で生き残るには、どれだけ人とちがう努力をしたかということも問われる。

 努力にも才能がいる。

『ドラフト外』で今シーズンで引退を表明した石井琢朗のところを読み返した。
 ドラフト外初の二千本安打。横浜から広島に移籍。元投手で勝ち星を上げた後に二千本安打を達成したのは、川上哲治以来。同じ年の同じチームのドラフト一位は谷繁元信(現中日)だった。

 一軍と二軍を行ったり来たりする投手だった当時の石井は、三年目のシーズン終了後、監督に「野球に転向させてください」と直訴した。いちどは却下されてしまうのだが、ヘッドコーチにも食いさがった。

《自分の好きなようにやって、駄目だったら自分の責任です。でも投手でクビになっても誰も責任は取ってくれません》

『ドラフト外』では、もうひとり、投手として入団し、中日、西武などで活躍した平野謙選手(ゴールデングラブ賞九回、通算犠打数二位)も登場する。
 内藤洋子著『わが故郷は平野金物店』の話も出てきて、おもわず、注文してしまった。作家の内藤洋子は平野謙の姉(女優の内藤洋子とは別人)。平野謙も評論家と同姓同名だし、ややこしい一家である。

 打者転向というテーマで、まとまったものも読んでみたい。