二ヶ月くらいかけてコツコツやっていた仕事が一段落。新連載(掲載時期は未定)もぼちぼち。
昨年、NEGIさんにすすめられて読んだ池辺葵の『プリンセスメゾン』(小学館)は新しい巻が出るたびに最初から読み返している。居酒屋で働く女の子(両親を早く亡くしている)がマンションを買う話。現在五巻まで。素晴らしい漫画だ。
『ウィッチンケア』で家の話を書いたのもこの漫画の影響かもしれない(書いているときは忘れていた)。
一生賃貸のつもりだったが、二年前に父が亡くなって、保証人をどうすればいいのか——という問題に直面している。保証人を代行してくれる会社があることは知っているが、金もかかるし、面倒くさい。連帯保証人という制度は世の中から消えてほしいもののひとつだ。
永井龍男の「そばやまで」(『青梅雨』新潮文庫)を再読する。「住まいのことでは、一時思い屈した」という書き出しを山口瞳が絶讃している。