毎年五月のだいたい連休中にコタツ布団を洗い、押入に片付けているのだが、今年はまだ明け方が寒くてコタツ生活を継続している。そのかわりカーテンを洗濯した。洗濯機の水が真っ黒になるくらい汚れていた。
掃除をはじめると止まらない。本の整理もしたい。
たぶんわたしは整理整頓欲というものが強い。といって、きれい好きなわけではない。どちらかと適度に散らかっている状態を好む。ただしその適度さを保つのがむずかしい。
一度に大量に本を売ることは避けたいのだが、そうもいってられなくなってきた。
何を残し、何を売るか。昔からそんなことばかり考えている。それでも残す本と売る本の仕分けは悩みの種だ。
蔵書の整理は、部屋の本棚に並んでいる本と自分の心境や関心のズレを微調整できる効能はある。
昔と比べると、生活の変化にたいして慎重(億劫)になっている。このままではいけないとわかっていても、おもいきった取捨選択ができない。
目先の問題を片付けると次の問題が出てくる。次の問題にとりかかっているうちに別の問題が浮上する。
ずっと人生設計を怠ってきたツケかもしれない。
ゴールがあったほうがいいのか、ないほうがいいのか。むずかしい問題は時の経過に解いてもらうという方法もある。それも万全の方法ではない。