一九八九年春に上京し、六月からライターの仕事をはじめました。
その後、大学を中退し、アルバイトをしながら書評や音楽評などを書いていたのですが、三十歳のとき、商業誌の仕事を干され、ふらふらしていた時期にたまたま近所の飲み屋で岡崎武志さんと知り合い、『sumus』という同人誌に誘われ、古本エッセイをちょこちょこ発表するようになりました。「どうせ食えないんだったら、好きなことを書こう」と開き直った結果、今に至っています。
そんなこんなで文筆三十年。
来月JR中央線・荻窪の本屋Title(1階特設スペース)で「ライター生活30年と古本」というトークイベントを開催します。『古書古書話』(本の雑誌社)と高松発リトルプレス『些末事研究』第四号の刊行記念です。
聞き手は『些末事研究』の福田賢治さん。福田さんは現在香川県在住ですが、以前は中央線沿線の荻窪に長く暮らしていた。年齢はわたしと同じで二十代のころ、『思想の科学』界隈にいたという共通点もあります。
福田さんは矢継ぎ早に答えに窮する質問をしてくるので当日けっこう心配です。
○6月11日(火) 19:30〜
○場所 本屋Title 杉並区桃井1-5-2(八丁交差点すぐ セブンイレブン隣)
○料金 1,000円(+1ドリンク 500円)
○定員25名
◎申し込み方法
◎メール件名にイベント名「ライター生活30年と古本」、本文にお名前/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信してください。
title@title-books.com
(参加費は当日会場受付にて)