忘れ物をする夢と道に迷う夢をよく見る。昨日見た夢は忘れ物をして行ったことのない町で道に迷い、大切な待ち合わせに遅刻する夢だった。
夢は記憶が元になっているという説がある。まったく経験がなくても、本や映画の記憶が、現実の記憶や体感と混ざり合う。
たとえば、空を飛ぶ夢で不安定にしか飛べないのは、おそらく映画や漫画で見た記憶があっても、実際には飛んだことがないからだろう。
この十日間、同じ時期にしめきりが重なって、切羽詰まっていた。
十日前の自分に教えたいのは、どんなに忙しくても、休息をとり、気分転換をしたほうが、仕事は早く片づくということだ。切羽詰まった状態でずっとパソコンと向き合っていても、仕事が捗るわけではない。
ふだん通りに家事をしたり散歩したりし、睡眠も充分とる。慌てず、焦らず、ひとつひとつ順番にやるべきことを片付ける。それが最善策だ。
十日間のうち、休養日を二、三日作ったほうがよかった。
この間、わたしが長年応援している球団も十六連敗した。勝利が遠のいていた焦りからか、僅差で負けている試合でも勝ち継投をつぎこみ、連敗を長引かせてしまった感がある。十六試合中の三、四試合くらい、主力を休ませ、捨て試合を作ったほうがよかったのではないか(結果論だが)。
焦ったり不安になったりする時間があるなら、酒飲んで寝ちゃったほうがいいのです。
仕事漬けの日々の合間、中年のひきこもり関連のニュースが続いた。
もっと早くセーフティネットを構築しておくべきだったのではないか。どんなセーフティネットを作ればいいのか。そんなことをぐるぐると考え込んでしまい、仕事が手につかなくなってしまった(言い訳)。生活保護もいいが、その手前にもうすこし軽い社会保障がほしい。
たとえば、失業して次の仕事が見つからない。そういうときに自治体などが週二日か三日の短期の仕事を斡旋するような仕組みがあれば、ずいぶん気持が楽になるのではないか。
失業は身も心もすり減る。そこから履歴書を書いて面接を受けるというのはしんどい(そこで失敗すると立ち直るのに時間がかかる)。だからこそ、面倒な手続きなしで(そんなにハードではない)仕事ができるようにする。心身が弱っているときにブラック企業みたいなところで働けば、高確率で病んでしまうだろう。それを防ぐだけでも多くの人が助かる気がする。