2025/12/25

水分補給

 新型コロナ禍で騒然としていたころの冬の記憶が薄れてきている。五年前のブログを読むと、今と同じで西部古書会館に行って街道の図録を買っている。都丸書店(本店)の閉店も五年前か。当時五十一歳。ずいぶん前のようにもおもえるし、最近のようにもおもう。

 五十歳前後、体と思考がチグハグになっていた。気持に体がついていかない。だったら体に気持を合わせればいい。老年期の入口は体を優先しすぎるくらいでちょうどいいのかもしれない。

 十二月二十日(土)、二十一日(日)、西部古書会館の均一まつり(初日二百円、二日目百円)。
 古書会館の初日二十日(土)は図録のみ。金の箔押しの『武者小路実篤記念館』(一九八五年)をはじめて見る。頁のあいだにチラシと実篤の絵葉書が三枚挟まっていた。絵葉書の一枚「君は君 我は我也 されど仲よき」は実篤八十一歳の作品。ほかには『九州北部三県文化交流展 異国文化の導入 長崎・横浜・東京風物誌』(長崎県立美術博物館、一九九六年)、『漱石「白樺」近代俳句』(東京都近代文学博物館、一九九七年)、『三鷹市 山本有三記念館』(三鷹市芸術文化振興財団、一九九六年)など。

 二十一日(日)は昼すぎ、初日に手に取らなかった雑誌をいろいろ見る。『walk[ウォーク]vol.4』特集「自然をつないで東京あるき」(二〇〇四年Spring/Summer、山と溪谷社)、『伊勢人』特集「橋本平八と北園克衛 兄弟の原風景をゆく」(二〇一〇年八月号、伊勢文化舎)など。『walk[ウォーク]vol.4』は『山と溪谷』の別冊。同誌の「水分補給のコツ」という記事に「成人は、体重の60%が水分だが、お年寄りは50%くらいに落ちているので、水分を失いやすい」とある。さらに「喉が渇くという感覚」も鈍ってくるとも……。お年寄りの話だけど、わたしも喉の渇きが鈍くなった。これからは自分をお年寄りとおもって生きることにする。

 中年以降、水分補給の大切さを痛感している。下手すれば命に関わることもある。冬も油断できない。

『伊勢人』の特集よかった。橋本、北園は伊勢の朝熊町(当時は朝熊村)の出身。朝熊は「あさま」と読む。朝熊岳道の岳参りのハイキングコースの地図も載っている。朝熊山は登ったことはない。朝熊山上広苑に足湯がある。行きたくなる。

 この世にいる間、楽しく歩ける体を維持したい。