2008/04/18

書けば書くほど

 昨日、雨の中、仕事で大手町の丸善、神保町の東京堂、三省堂、グランデ、新宿の紀伊国屋書店をまわる。神保町で、扉野さんの『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)が面出しで並んでいる書店があった。
 禁酒中(といっても、本日解禁の予定)だから、なかなか眠れない。

 それにしても[書評]のメルマガ(vol.357)の[鶴亀とボマルツォと号]は、ものすごい密度だった。

 樽本周馬さんの短期集中連載「『文学鶴亀』ができるまで」、堀内恭さんの「入谷コピー文庫 しみじみ通信」、内澤旬子さんの「もっと知りたい異文化の本」、「林哲夫が選ぶこの一冊」、そして扉野良人さんの「全著快読 梅崎春生を読む」の最終回……。

 わたしが「全著快読 古山高麗雄を読む」を連載していたころは、ずっと坂道をのぼりつづけているような気分だった。書けば書くほど書くことがなくなる。今でも「鍛えられたなあ」とおもう。

 次の「全著快読」は「1980年代生まれ」らしいですよ。