2008/11/09

雑記

 気温の変化。低血圧。今年はもうすんだとおもっていた秋の花粉症がまたきている気がする。ちょうど京都に行く前から鼻がぐずぐずしていて、この二、三日、ひどい。漢方(小青龍湯)を飲む。四、五時間経つと、くしゃみ鼻水が止まらなくなる。すこし酒をひかえる。

 土曜日、午後一時半くらいまでに行かなければならない仕事があったのだが、目ざまし時計を見たら午後二時すぎ。「大丈夫ですか?」という電話がかかってきた。「すみません」といって家を出る。
 人が待ち合わせに遅れてきたときは寛容になろうとおもう。
 夜、豚肉とほうれんそうとにんにくのスパゲティを作る。いきおいで翌日のためにタコ入りの炊込みご飯も作る。これで明日は外出せず、一日中、家でごろごろしていられる。

 すこし前、中古レコード屋でストロベリー・アラーム・クロックのCD(『ザ・ワールド・イン・ア・シー・シェル』)を買った。一九六〇年代のサイケロックの名盤。ライナー(上柴とおる)もおもしろい。

《興味深いのは、キャロル・キングの作品が2曲収録されていること。カヴァーではなく、書き下ろしである》

 ストロベリー・アラーム・クロックのメンバーがスタジオでレコーディング中、たまたまキャロル・キングが見にきて、次の日、彼らに自作の曲を手渡したのだそうだ。あとこのバンド、一九六八年にビーチ・ボーイズ、バッファロー・スプリングフィールドと三ヶ月もいっしょにツアーをしていた。ドアーズのメンバーとは飲み明かす仲だったとも。

《彼らのファーストを飾っていた曲「ザ・ワールズ・オン・ファイア」の際には、ドラマーのランディが、腕にガス管をくっつけ、ドラムを叩くと手から火が出て、ボンゴが爆発するという派手な演出で観客を沸かしたとか》

 どんなライブや。

……というわけで、いろいろ告知を。

十一月十五日(土) 大阪在住のBOOKONNの中嶋大介さんの『アホアホ本エクスポ』(BNN)の刊行記念トークショー(ゲスト:常盤響さん)が青山ブックセンター本店で開催。
18:00〜20:00(開場17:30)
定員120名。

それから翌日十六日(日)は、西荻ブックマークで佐藤泰志イベントもあります。
以下、西荻ブックマークのホームページからの転載です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
第27回西荻ブックマーク
「そこのみにて光り輝く 〜佐藤泰志の小説世界〜」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
出演:岡崎武志(書評家、ライター)、文 弘樹(図書出版クレイン)、廣瀬洋一(古書 音羽館)ほか
会場:今野スタジオ『MARE(マーレ)』
1500円・定員25名・要予約
17:00〜19:00
※予約後にキャンセルの場合はお早めにご連絡願います。
主催:西荻ブックマーク実行委員会

18年前に惜しまれつつ世を去った佐藤泰志。昨年、吉祥寺の出版社クレインより作品集が刊行され、再び注目を集めつつあります。清冽な文体が織りなす作品世界を朗読や証言などを交え、本人不在のトークショーを成立させます。

<<さとう やすし>>
1949年4月函館生まれ。1974年、国学院大学卒業後、さまざまな職業に従事しながら、文筆活動を続ける。5度の芥川賞候補、第2回三島賞候補となる。1990年10月自ら命を絶つ。享年41歳。
               *
 日にちが近づいたら、また詳しく告知するつもりですが、十一月三十日(日)の鬼子母神通りの「みちくさ市」に「文壇高円寺」も参加することになりました。ひさびさに売り子もします。寝坊しないよう気をつけたい。