図書新聞、小説すばる、ちくまの原稿を書いて送って、アルバイトを通常の倍のスピードでこなして、夜、のぞみで京都に行く。連休中だったせいか、東京駅のホームが人でいっぱいだった。格安チケットで指定席の券を買っていたのだが、満席のため自由席に乗る。
扉野良人さんには午後十時すぎくらいに京都に着くといってたのだけど、一時間以上早く着いてしまったので、六曜社でコーヒーを飲んで、すきやの牛丼を食う。
公衆電話がなくて、結局、京阪祇園四条駅の駅から電話。京阪の駅の名前が変わっていておどろいた。
翌日、百万遍の古本まつり。ちょうど読みたいとおもっていた平野謙の浅見淵のことを書いた文章の載っている本などをちょこまか買う。思文閣の地下のうどん屋でなべ焼きうどんを食って、河原町のJTBで帰りのぷらっとこだまの切符を買ってから大阪の貸本喫茶ちょうちょぼっこに行く。
古本の売り上げ金をもらい、天満橋に行って、天牛と矢野を見て、たこ焼食って、BOOKONNの中嶋さんの『アホアホ本エクスポ』(BNN)と浅生ハルミンさん、近代ナリコさんの本の出版を祝うパーティーに行く。
ちょうちょぼっこの四人がそろっているの見たのはひさしぶりかもしれない。エエジャナイカの北村君とひさしぶり喋る。
この日は、中嶋さんの家に泊めてもらった。
ウイスキー用意してくれていたので、ありがたく飲む。インターネットの古書店をやっているだけあって、古本屋と同じにおいがする家だった。
関西にいるあいだは、関西弁(というか三重弁)になる。関西弁だと軽くどもることに気づいた。しゃべるテンポがちょっと変わるせいか言葉が追いつかない。
二日(日)、昼すぎのぷらっとこだまをとっていたので、それまで中嶋さんと梅田界隈を散策。第二ビルの四国屋のうどんを食って、第三ビルの古本屋をのぞいて、喫茶店をはしご。
新大阪から東京。そのまま池袋往来座の「外市」の打ち上げに参加。世界の山ちゃん。店内放送がうるさくて、塩山さんが、ずっと文句いいつづける。数十分後、静かになる。水割三杯までにしようとおもっていたのだけど、五杯くらい飲んだか。
退屈君にブックオカのブックカバーをもらう。西日本新聞のブックオカ特集の冊子も見せてもらう。
三日(月)、旅疲れのせいか、十時間以上寝る。起きたら昼すぎ。午後一時から小さな古本博覧会の久住昌之さんの「高円寺とボク」というトーク&ライブ(無料)を聞きに行く。
ふきっさらしの道路沿いの会場でビールケースに板をひいた台の上でしゃべる久住さんの姿があやしくてよかった。
午後三時からは「最終大売り出し」。かなりいい本が残っていた。
それからコクテイルで「古本催事のこれから」というイベントに行く。わめぞからは古書現世の向井透史さん、パラディさん、うさぎ書林さんが出演。噂の揚羽堂さんとはじめて会う。同い年であることが判明してはしゃぐ。
コクテイルのあと、ささま書店のN君と文系ファンタジックシンガーのPippoさんと揚州商人でラーメン。ずっと詩の話。午前二時すぎ。この日も水割三杯までとおもっていたのだが、六杯くらい飲んだか。
……これから仕事。酒がぬけん。