2008/12/19

ギンガ・ギンガ

 秋くらいに刊行されて、ちょっと気になっていたコリン・レンフルー著『先史時代と心の進化』(小林朋則訳、溝口孝司監訳、ランダムハウス講談社)を読む。

 宇宙と古代の本は、年に何冊か、現実逃避もかねて読む。とくに先史時代は、おもしろいんですよ。理解はおぼつかないんだけど、研究自体が、はじまって年月が浅いから、どんどん新しい謎が解き明かされたり、浮上したりしている。

 文字ができる前の人類のことは、判明していないことがたくさんある。

 ヨーロッパでは、世界は紀元前四〇〇四年に創造されたという説が、つい二百年くらいまで信じられていて、先史時代という言葉すらなかった。

 今、われわれは、日々、これまでまったくわからなかったようなことが、すこしずつわかるようになるという状況に立ちあっている。それを知るためだけでも、生きてて損はないですよ。何の役に立つかは知らないけど。

 話はかわるけど、十二月十九日、年末恒例ライブ、高円寺ショーボートの「ギンガ・ギンガ」に行った。

 ペリカンオーバードライブ、オグラ、しゅう&トレモロウズ、そしてオープニングアクトはサリー。

 三組とも好きなバンド、ミュージシャンで、めちゃくちゃよかった。満員。
 ペリカンの新曲、パブロックを極めたような曲。疾走感と酩酊感が交互におしよせてくる。
 オグラさんは、なぜか金髪。風邪気味で、声がかれていたが、熱唱、というか、喉に負担のかかりそうな曲ばかり歌う。飛ばしっぱなし。
 途中からバンド編成になり、ペリカンのマサルさんがベース、元800ランプの原めぐみさんがキーボード、さらに一峰アネモネさんが、ダンサーとして登場した。
 しゅう&トレモロウズは、一年ぶりに見たのだけど、形容しがたい宇宙人ロックに酒がまわり、からだが動きだす。

 たのしい時間だった。現実じゃないみたい。
 ふだん、ふつうに飲んでいて、ふつうに酔っぱらっているけど、ライブを見ると、みんな、すごいなあと。
 いい余韻だ。

 さて、これから仕事。徹夜、というか、徹夜朝昼になりそう。
 そのまえに、ちょっと仮眠……。