仙台から帰ってきて、京都から薄花葉っぱが来る。東小金井の海風で、薄花葉っぱと東京ローカル・ホンクが共演。沖縄そば、泡盛を飲みながら堪能する。
薄花葉っぱは五年ぶりの新譜『朝ぼらけ』発売記念の東京ツアー、中尾勘二さんもライブ出演。
ホンクは戸越銀座商店街の歌(「昼休み」)がしみた。
たぶん気にいるだろうとおもって木下弦二さんに星野博美(戸越銀座出身)のエッセイをすすめてみた。
月末のしめきり週間に突入しつつ、日曜日に西荻ブックマークの「『昔日の客』を読む」に出席し、二次会にも出る。
仙台から直行した岡崎武志さん、山王書房の関口良雄さんのご子息の関口直人さん(音楽関係の仕事をしていて、その話もおもしろい)のト−クショー。わたしの席の前には、石神井書林の内堀さん。すぐ横にカーネーションの直枝さん、山王書房の資料集をつくった萩原茂さん、天誠書林の和久田さんと客席もすごい。
山王書房で野呂邦暢が諌早に帰る前に購入したといわれる『ブルデル彫刻作品集』(筑摩書房、一九五六年刊)を持っていって、会場で見せた。
『ちくま』で『昔日の客』と野呂邦暢の原稿を書いている途中、彫刻にまったく興味がないのに衝動買いしてしまった本なのだが、買ってよかったとおもった。
二次会で内堀さんが『spin』の北村知之君の文章をほめてた。
その話を聞いて、そろそろ退屈君もブログ以外の、紙に印刷される形の文章(ミニコミでもなんでもいい)を書いてほしいとおもった。まあ、本人に会ったときにいえば、いいことなのだが、たぶん、そうおもっている人はわたしだけではないはず。