チョコレートを食い、コーヒーを飲み、原稿四本、うち三本を送ってから、新幹線に乗って仙台へ。
仙台通いをはじめたのはちょうど昨年の六月だった。その後、七月、八月、十二月と今年の四月、六月と一年で六回、仙台に行ったことにある。まだ秋の仙台には行ってない。
春、夏、秋、冬のすべての季節に行ったことのある土地は、故郷の三重、今住んでいる東京をのぞくと名古屋と大阪と京都の三都市である。
なんとか今年中に仙台の四季を体験したい。
火星の庭に着くと、わめぞの古本縁日がはじまっていた。ハチマクラが大盛況だ。
近所の中華屋でたんめんとぎょうざを食う。
文壇高円寺古書部は火星の庭で常設なので、何もすることがない。
そのあと書本&cafe マゼランに行く。
珈琲を飲んで、本を見て、気がつくと、宴会の時間になる。
手打ちうどん、カレー、うまい料理が次々と並ぶ。
赤ワインと白ワインが出てくる。
食って、飲んで、寝てしまう。起きると、藤井書店のリボー君や白シャツ王子が妙なテンションになっている。
そういえば、この日、昼、海月書林さん、夕方、マゼランのお客さん、あと宴会中に「寝起きですか?」といわれた。
一日三回も「寝起き?」といわれたのは、生まれはじめての経験かもしれない。
ほんとうに寝起きだったのは、宴会中だけなのだが。
翌日、昼起きて、前野宅の戸締まりをして、火星の庭に向かう途中、道をそれてしまったので、そのまま尚古堂書店をのぞいて、青葉城を見に行く。
青葉城、坂道がおもったよりたいへんだった。ちょうど帰りぎわに小雨がふりはじめる。
るーぷる仙台(バス)に乗る。運転手が観光案内(三分に一回くらい笑いをとろうとする。小田和正が東北大学卒であることを知った。あとは忘れた)をしながら走る。
定禅寺通り市役所前で降り、火星の庭へ。
瀬戸さんと向井さんが、めぐるちゃんと遊んでいる。
わめぞ縁日、あっという間だったなあ。
仙台の人には、本家わめぞの外市、みちくさ市に遊びにきてほしいです。
打ち上げのあと、東京に帰るわめぞ組を仙台駅で見送って、もう一軒飲んで、前野宅にもう一泊させてもらう。
次の日、駅前のビルの古本市、ジュンク堂のジュンちゃんに挨拶して、東京に帰る。