日曜日、京都のメリーゴーランドの古本市。
メリーゴーランドの古本市も三年目。店に向かう途中、古本のはいった袋をもった若い人四、五人すれちがう。会場も盛況。
出町柳に出て古書善行堂。棚の変化早いなあ。前に見たときとまったくちがっていた。
『昔日の客』も売れている。新幹線の中で山本善行さんの『古本のことしか頭になかった』を読みかえしていたのだけど、電車で読むのにピッタリの本だとおもった。
この本の中で“古本”として書かれていた本が、続々と“新刊”になっている。
そのあと竹久野生展を見にいく。会場は善行堂のすぐそばだったのだが、道に迷い、三十分くらい遅れる。竹久野生さんの実父は辻まこと、ということは辻潤の孫。竹久夢二の二男、不二彦の養女でもある。コロンビアに四十年以上在住。
ざらっとした青や緑の色の絵、化石が描かれている絵、詩をモチーフにした絵。うまく説明できないが、なんとなく、人類が生まれる前からある壁画みたいなかんじがした。不思議な絵だった。
メキシコ料理屋で二次会。午後十一時すぎ、扉野良人さんとまほろばに飲みに行く。
翌日は、扉野さんと四天王寺の古本まつりに行く。口笛文庫さんにはじめてお会いする。わめぞの外市のとき、いい本が並んでいた。
心斎橋のブックオフ、梅田のかっぱ横丁をかけあしでまわって、家に帰る。
ここ数日、毎日十時間以上熟睡。
よく寝たり、よく夢を見たりする時期は、なんらかの変化の前ぶれだという話がある。
今月から『ちくま』は隔月から毎月連載になる。
この連載が一段落したら、すこしのんびりできそう。