2011/01/26

田舎の両親

 東京に人が集中する理由は仕事があるからだろう。大学の数も多い。
 地方はその逆。進学あるいは就職を機に都会に出て、都会で仕事を見つけ、そのまま住み続ける。

 今年七十歳になる父は、七十五歳になったら車の免許は更新しないといっている。そうなれば、買物のたびに車が必要な場所には住み続けることはできない。
 年金(企業年金大幅カット)暮らしの身では、都会に移住したら、地方にいるときより格段に生活が苦しくなる。
 親孝行はしたいが、できる範囲は限られている。親のほうも不安定な生活をしている一人息子に面倒みてくれとはいいだせない。共倒れになるのが目に見えているから。

 最善手ではないが、両親には田舎(三重県)の特急の止まる駅のスーパーのそばに引っ越してもらうことを考えている。そうすれば、近くに親戚もいるし、車がなくても歩いて買物に行ける。
 こちらも乗り換えが楽だし、名古屋、大阪、京都あたりに用事があって出かけたときにも寄りやすくなる。

 ただし、その前にかなりの荷減らしをしなければならない。

 リミットは五年。

 さて、どうしたものか。