今月のちくま文庫は、植草甚一『ぼくは散歩と雑学がすき』と小山清『落穂拾い・犬の生活』を刊行。
小山清の短編集はビブリア古書堂効果か。
今月の『本の雑誌』の連載にも書いたのだが、キンドルを買った。それに合わせてクレジットカードも作った。
キンドルを買うよりもクレジットカードを作ることのほうが抵抗があった。過去に二度作ろうとして審査が通らなかったのである。
カードを作ってよかった。
インターネットで古本を買うのがずいぶん楽になった。
何冊買っても銀行や郵便局に支払いに行く必要がない。
近所の郵便局はいつも並ぶ。周辺住民の数と郵便局のキャッシュディスペンサーの数がつりあっていない。
古本を数冊分、払い込もうとすると、後ろに並んでいる人の苛立ちが伝わってきて、いつもいたたまれない気持になっていた。
いまだに携帯電話は持っていないし、今のところ、キンドルも家の中だけで使うつもりだし、クレジットカードも持ち歩いていない。