今年のお盆は東京ですごした。
仙台からフリーライターの高橋創一さんが上京し、数日、うちに泊っていく。『実寸‐JISSUN』というミニコミの編集をしていて、その営業もかねて東京にきたそうだ。この冊子、東北六県の福祉施設の授産品を“実寸”の写真とともに紹介しているのだが、民芸や伝統工芸がこういう形で継承されていることを知った。どこかで見かけたら、手にとってながめてください。
金曜日は代官山の「晴れたら空に豆まいて」で、yumboとパスカルズのライブを観に行く。
代官山に行くのは、たぶん二十年ぶりくらいかもしれない(何でいったのかおぼえていない)。ひさしぶりに東横線に乗ったら、いつの間にか駅が地下になっていて、山手線からの乗り換えが五、六分かかった。帰りは渋谷まで歩いた。
ライブは超満員だった。yumboは新メンバーが加入、新曲もすごくよかった。あいかわらず、不安定なかんじを絶妙に持続している。自信なさげなのに、音の質が高くて深いという不思議なバンドだ。
パスカルズのライブは、はじめて見た。ずいぶん昔、ロケットマツさんを新高円寺か東高円寺のライブハウスで見た。そのころ、パスカルズの名前を聞いた。まだ結成してまもないころだったから、十六、七年前か。
石川浩司さんの演奏というかパフォーマンスもすごかった。
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休み中は、野球の原稿を書いていた。厳密には野球を題材にした小説を論じた原稿なのだが、あと数行のところで停滞している。
なんとか今日中に仕上げたい。