札幌から渡辺一史さんが上京し、土曜日のあいおい古本まつりの星野博美さんと上原隆さんのトークショー「普通の人に話を聞くとき」に誘う。渡辺さんは上原さんの文庫(『雨にぬれても』幻冬舎アウトロー文庫)の解説を書いている。
ノンフィクションといっても、星野さんはエッセイ(思索)の要素が色濃くなってきているし、上原さんはルポルタージュ・コラムという手法をとっている。ノンフィクション作家がどこまで聞くか、どこまで書くか。対談なのだけど、お互いの話のやりとりから、ふだんこんなかんじで取材しているのかな(ちがうかもしれないけど)とおもわせるようなところもあり、また文章のかんじと喋り方がどこか通じるところもあり、星野ファン、上原ファンであるわたしにとって貴重なトークショーだった。
このふたりの話が聞ける機会はなかなかないとおもう。あいおい文庫の砂金さんに感謝したい。
来月、星野博美さんはエッセイ集『戸越銀座でつかまえて』(朝日新聞出版)が刊行予定。
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夜、すこしだけ涼しくなってきた。そろそろ秋花粉の季節なので、無理せず、休み休み仕事する。ただ、ここ数年、秋の花粉症の原因のブタクサが都内では減っているらしく、かなり楽になった。漢方やら食事療法やらいろいろ試した結果、体質が改善されてきた可能性もある。
体力が落ちた分は、休息力で補う。というのが、今のわたしのテーマです。