昨日から藤井豊さんの写真集『僕、馬』の個展が目白の「ポポタム」で開催。扉野良人さん、藤井さんとオープニングトークショーですこし喋る。
藤井さんの写真だけでなく、彼自身の魅力が伝わったらいいな、とおもっていた。
青森から福島まで歩きながら写真を撮った。そこで見た光景、人との触れ合い、歩いてかんじとってきたこと——簡単に言葉にできることではないけど、藤井さんは真剣に考えながら話していた。
寝袋やカメラ、フィルムなど二十キロちかい荷物を持って、毎日二十キロくらいずつ歩く。朝、出発し、ちょうど夕方くらいになったころに町が見えてくる。
昔の人が徒歩で暮らしていたときの町の成り立ちを体感する。
歩いて、見て、考える。
偶然やなりゆきに身をまかせる。
動きながら次の行く先を見つける。
わたしは藤井さんからそういうところを教わった気がする。
ブックギャラリーポポタムの「僕、馬 I am a HORSE 展」は9月3日(火)まで。会場には藤井さんがいます。
■http://popotame.m78.com/shop/