二十五年ぶりに北陸を訪れ、富山から新潟間の移動はけっこうたいへんなことを知った。
わたしは電車事情に詳しくない。事前に調べて旅行する計画性もない。
今回、はじめてノートパソコンを持って旅行した(ゲラをチェックして返却する仕事が二本残っていた)。
おかげで富山から新潟に行くルートや新潟のバスの一日乗車券のことを知ることができて助かった。
携帯電話もスマホも持っていないし、パソコンや電子書籍端末は家の外に持ち出さない。
ふだんは行き当たりばったりに移動し、いつも苦戦する。その苦戦の大半はインターネットを利用すれば、解消されるものだ。電子書籍端末もインターネットに接続できるので持っていくのはありかも。
富山から新潟の移動は、特急に乗ればいいやとおもいこんでいたのは迂闊だった。家に帰ってから調べたら、数年前まで、寝台列車(急行きたぐに)も走っていたらしい。
結果、新潟には新幹線+特急しらゆきで行ったわけだが、安く行くなら高速バスがある。時間は新幹線+特急と比べて一時間くらいかかるが、運賃は半額以下だ。
高速バスは朝と夕方に一本ずつしか走っていない。仕事の関係でどうしても夕方までには新潟に到着したかったので、新幹線+特急を利用することになった。
前もってそのあたりの事情がわかっていたら、金沢に行って新潟に寄って帰るという計画は立てなかったとおもう。
こんど新潟に行ったときは、特急いなほに乗ってみたい。山形県の酒田まで二時間ちょっと、高速バスで酒田から仙台、あるいは新潟から秋田まで行って新幹線で仙台という旅行もしてみたい。
ふと「三角旅行」という言葉をおもいつく。東京を起点に三角に移動して帰ってくる。二泊三日あるいは三泊四日くらいの小旅行。
……現実逃避中です。