日曜日、高円寺ショーボート。年末恒例のギンガギンガvol13。しゅう&宇宙トーンズのしゅうさんが入院(意識不明)から退院、リハビリを経てステージに立ち、喋り、歌い、踊り……。すごいものを見ましたよ。よかった。
毎年このライブに行くと「今年も終わりか」という気分になる。たぶん十三年連続で見ているとおもう。
オグラさん、ペリカンオーバードライブはかれこれ二十年。知り合ったころ、わたしは二十代後半でオグラさんや増岡さんも三十代のはじめだった。
人のことはいえないのだが、みんなひどい飲み方をしていた。仕事もせず、遊んでばかりいた。そういう時期があったからこそ、ちょっとした方向転換ができた気がする。
今日、年内の最後の原稿を送る(校正は残っている)。ここのところ、メールの調子がおかしい。しめきり通りに原稿を送信し、数時間後エラーが出たことが二回あった。コタツで仕事をしているのだが、コタツの電源を入れるとネットがつながりにくくなる。そういうものなのか。
昨日、東京堂書店で大橋弘著『ミクロコスモス 森の地衣類と蘚苔類と』(つかだま書房)の写真展(階段のところ)を見る。そのあと神田伯剌西爾に行き、田中俊之、山田ルイ53世著『中年男ルネッサンス』(イースト新書)を読みはじめる。髭男爵は唯一DVDを買ったことのあるお笑いコンビだ。その唯一が髭男爵というのはどうなのかともおもうが。
山田ルイ53世の自己分析も味わい深い。尾崎一雄みたいだとおもった。大木にはなれないが、潅木には潅木の生き方があるという矜恃。自己髭……じゃなくて卑下ではなく、冷静な思索があちこちに垣間見える。
ジョゼフ・ミッチェル著『ジョー・グールドの秘密』(土屋晃、山田久美子訳、柏書房)がようやく刊行。ジョゼフ・ミッチェル作品集も完結。
《ジョー・グールドは変人で文無し、雇われ仕事には不向きな小男で、一九一六年に街へ来て三十五年あたり、首をすくめて身をかわしながら生き延びてきた》
読みたい本と漫画がたまっている。部屋の掃除もしたい。街道歩きもしたい。吉田秋生著『海街diary9 行ってくる』(小学館)も完結か。一巻から通して読みたかったので、仕事が終わるまで読むのを我慢していた。でもこれから寝る。