日曜日、昼はプロ野球(ひいきの球団の一軍と二軍の試合を追いかける)、夜は仕事したり、漫画を読んだりしていて、気がつくと家から出ないまま午後十一時すぎになっていた。
昔は気にならなかったけど、時代や自分の感覚の変化によって、引っかかるようになったことがいろいろある。
野球のヤジもそうだ。
球場に行く。外野の自由席で酔っ払いが敵味方関係なく選手を罵る。十年くらい前までは「これも野球の風物詩だな」くらいにおもっていた。もっとも昔から好きではなかったが。
客席だけでなく、ベンチのヤジも同様である。おそらく若い野球ファンは、そのあたりはもっと過敏かもしれない。いちおう、わたしは今よりもっとひどかった時代を知っていて、それなりに免疫がある。それでも好きな選手が罵倒されたら、気分はよくない。
昨日、ひいきの球団の某コーチが主力選手が受けたデッドボールにたいし、報復をうながすようなヤジを飛ばし、試合後、そのことを謝罪した。昔ならそれほど問題にならなかっただろう。
新型コロナの流行以降、球場で声を出しての応援を自粛するようになり、その分、ベンチの声がよく聞えるようになった。某コーチのヤジは今回の謝罪の前からインターネット上ではたびたび批判の声があがっていた。
こうした変化にたいし、敏感な人もいれば、そうでない人もいるだろう。個人の受け止め方にも時間差がある。むずかしい問題だ。